今日からダメは禁止。褒めるタイミングは私が作る

迷いながらもしつけ教室
今日はしつけ教室の日だった。
正直、行きたくはない。
ギリギリ今朝から出血は落ち着いてきたが、私のメンタルが落ちていて誰かと会うとか話すとか…億劫でしかない。
それに愛犬だってまだ慣れない場所だし、行っても喜ぶとは思えない。
なのになぜ頑張るの?
と、自問自答しながらも、決めた事だから頑張ろうと自分の背中を押した。
熱心なトレーナー
「教室」と聞くと何だか大勢生徒がいるように感じるが、実際はマンツーマン。
トレーナーがたっぷり2時間程時間をかけて指導してくれる。
他のしつけ教室に行った事がないので比較出来ないが、かなり熱心なトレーナーだと感じる。
一応予定では1時間程度のトレーニングだと思うが、実際は時間は関係なく納得いくまでトレーニングを続けるという感じ。
今日も私の方が気を使い、「そろそろ終わらなくていいですか」と思わず言ってしまった程。
田畑トレーナーは時計を見るのも忘れていたようで、「あ!そうですね!」と言いながらもその後20分近く色々と話して下さった。
全ての行動には理由がある
説明を聞いているとどれも勉強になる。
なぜ吠えるのか?なぜ怖がるのか?なぜ逃げるのか?
どうすれば落ち着くのか?安心するのか?静かになるのか?
とにかく聞く事全てが参考になり、私の頭はフル回転。
この物覚えの悪い年齢になり辛いが、出来るだけ記憶しようと必死。
田畑トレーナーは早口で2時間のうちに詰め込む情報がかなり多いので、可能なら録音しておきたいと思う程。
そして今日、トレーニング途中で他の患犬が病院に入ってきたので、愛犬が唸り飛び掛かろうとした。
私は咄嗟に、「駄目!」と言いながらリードを引いた。
いつ褒めていますか?
すると田畑トレーナーに聞かれた。
「ワンちゃんをいつ褒めていますか?」と。
いつ?
改めて考えると分からなかった。
トイレが出来た時、ご飯を食べた時、ハウスに入った時、オモチャを持ってきた時、お座りした時…
などに褒めてはいるが、それも毎回ではない。
トイレは完全にマスターしているので毎回褒めてはいないし、食事も気付かぬうちに食べている時もある。
それでトレーナーに聞かれて戸惑った。
「そう言われれば…いつ褒めているんだろう?」
褒めて育てているつもりが、自分が思っている程愛犬を褒めていない事に気付かされた。
今日からダメは禁止
そして田畑トレーナーが言った。
「今日から「駄目」は禁止です。絶対に駄目とは言わないで下さい。怒るのはもちろん注意もしなくていいです。とにかく一日中褒めて下さい」
人に飛び掛かろうが吠えようが、噛んだとしても注意しなくていいと言うのだ。
そう言われて改めて私は実感した。
最近は特に「注意」が多くなっていた事を。
褒めながら暮らしているつもりだったが、この数か月は愛犬がますます興奮や唸る事が増え、その度に「駄目」と注意してきた。
もちろんスキンシップや愛情表現はその何倍もしてきたつもりだが、それらは「褒める」のとは違った。
可愛がっていただけ。褒めてはいない。
でもいつ褒めるの?
散歩に行けば最初から最後まで他人に飛び掛かり唸り、家の中でも要求吠えでずっとワンワン言っている。
そう頻繁に褒めるタイミングが無い。
するとトレーナーは言った。
「褒めるタイミングはお母さん(飼い主)が作るのです」と。
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