幼稚園で問題児扱いされる。通園をやんわりお断り

慣れてきた犬の幼稚園
犬の幼稚園の日。
夜型の愛犬を朝から叩き起こし、幼稚園に行ってきた。
道中の車内では愛犬は眠そうに目をショボショボさせている。
この幼稚園に併設されているトリミングサロンでカットもお願いしているのだが、愛犬はそのトリマーが苦手らしい。
いつもトリミングに出す時には必死に私にしがみつき抵抗する。
以前から私もこのトリマーは苦手で、忙しさからかあまり犬に対しての愛情を感じない。
しかし幼稚園のトレーナーに預ける時には嫌がる事なく、すんなりトレーナーに抱かれているので、今回も慣れた様子で預けてきた。
幼稚園で問題が起きる
そして午後からお迎えに行くと…。
珍しくトレーナーの方からすぐに話し始めた。
「あの…今日はちょっと問題がありまして…」
何だか言い辛そう。
「何かありました?」
不安になりつつそう聞くと、トレーナーが言った。
「今日はすごく積極的なワンちゃんがいたんです。それでずっと追いかけられていて、そのうちにガウッとそのワンちゃんを噛もうとしてしまって…」
えぇっ⁉
「噛んだのですか⁉」
私は焦った。
他の犬に傷を負わせてしまったのかと思うと落ち着いていられない。
するとトレーナーは、「いえ、噛んではいません。ただあと一歩で危ないところでした」と言った。
ひとまず安心したものの、私は再度確認した。
「相手のワンちゃんにどこも怪我はないですか?本当に?」
後々問題になっては大変だ。
だがどうやら相手の犬に怪我などは無く、ずっと元気に走り回っていたと言う。
「本当にすみません…」
通園をやんわり断られる
私がトレーナーに謝ると、トレーナーが言った。
「他のワンちゃんを攻撃してしまうのはちょっと困るんです」
「そうですよね。すみません。本当に申し訳ないです」
私はそう謝るしかなかった。
するとトレーナーが、「しつけ教室などを検討された方が良いかもしれませんね。幼稚園では難しいです」と言った。
私は「そうですね…」と言い、最後まで平謝りして帰ってきた。
疲れた様子の愛犬は車の助手席で安心しきった顔をして眠っていた。
もうあの幼稚園には行けそうもない。
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