夏の終わりの夏祭り。不参加を伝えに行ったものの予想外のダメ出し

昨夜は久しぶりにエアコン不要で眠る事が出来た。
窓を開けていたので朝方には風が冷たく寒く感じた程。
愛犬がゴソゴソと私の毛布の中に潜り込んできて、あぁ秋ももうすぐだと感じた。
夏の終わりの夏祭り
そんな夏の終わりに、例年通り自治会の夏祭りが行われた。
この数日、ずっとどうするか悩んでいた私。
足の痛みがピークだった事もあり、自宅の中でも動く度にモップを支えに歩いている状態だ。
夏祭りどころではない。
これは悩む余地はなく、参加は無理だと伝えるしかなさそうだ…そう思っていた。
だが少しずつではあるが、徐々に歩けるようになり、少しの時間なら立っている事も出来るようになってきた。
夏祭りを翌日に控え、「やはり少しは顔を出すべきか…」ギリギリまで迷った。
するとそんな様子を見た夫に、「早く不参加だって伝えたら?無理して行くような事でもないだろ」と言われた。
「何なら僕が言ってきてあげようか?」とも。
そんな事をされてはややこしくなる。
それで私は前日の夕方、班長宅に行き夏祭りに参加出来そうもないと伝えた。
不参加を伝えに行く
今年の班長は私の親世代の人。
70代半ばぐらいの主婦だ。
以前からその主婦はこの班の中でも私が苦手な人ナンバーワン。
そして今回もやはり簡単には済まなかった。
私が「足の調子が悪いので」と正直に話すと、その主婦が言った。
「どう悪いんですか?」
それで私がある程度説明するとその主婦は、「そんなのまだまだ序の口よ。私なんてもう何十年も整形外科に通院してますよ」と言い、「それでも色んな場所に積極的に行くようにしてる。引きこもってたらダメよ!」と口調を強めた。
その後もその主婦は自分の膝がどれ程悪いか、痛みがどれ程辛いかを話し続け、今まで試した治療や薬の説明までしてくれた。
ある意味参考になる内容でもあったのだが、それ以上にその気の強さが重かった。
予想外のダメ出し
たまたまその主婦が私と同じ膝痛持ちであった事で、「そんなの夏祭り不参加の理由にならない」と言い切られてしまい、さらには「そんな時こそ引きこもっていたらダメ」とダメ出しをされてしまう始末。
年齢的にもまるで母のように諭すような口調で、私はただ「はい…」と頷くしかなかった。
普通の人ならどう返すのだろう?
どんな風にこの場を乗り切るのだろう?
そんな事をぼんやり考えながらうな垂れているとその主婦に、「しっかり!祭りの前に迎えに行ってあげます」と言われたので、慌てて私は手を振った。
「いえ!大丈夫です!自分で何とか行きますので!」
そして結局、今年の夏祭りも参加した。
参加と言っても、本当に行っただけ。
誰とも会話はなく、ただ一人ぽつりと木にもたれ掛かり立っていた。
だがあの主婦が言った通り、参加出来ない事はなかった。
足を引きずってでも参加は出来る。
そこまでする必要があるのかどうか、その考え方が合わないだけで。
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