私が動けないおかげで?夫と愛犬の関係が変わる

階段に手すりが欲しい
今日も膝と踵が痛い。
こうなってみて、自宅の階段を一日に何度も往復している事に気付いた。
今の私には階段の上り下りが一番厳しいのだが、朝からベランダに洗濯物を干したり、2階の愛犬のトイレシーツ交換と食器の水交換に始まり、エアコンが寒くてレッグウォーマーや上着を取りに行ったり、洗剤の在庫を取りに行ったり…。
小さい家なので1階に収納が無く、2階の一部屋を収納兼タンス部屋として使用している。
なので何か必要な物がある度に2階に取りに行く必要がある。
あぁ、高齢者が平屋に住む理由がよく分かる。
何とか壁で体を支えながら階段を上がるのだが、痛くて力が入らない。
今迷っているのは、階段に手すりを取り付けようかという事。
素人が簡単に取り付けられる物があるのだろうか?
支えになる手すりがグラついては意味がないので、業者に依頼した方が良いのだろうか?
夫に愛犬の世話を頼む
そんな状態なので、ずっと愛犬の散歩に行けていない。
もともと散歩に行かなくても平気な子なので、行きたい素振りは見せないのだが、家の中で遊び相手にもなってやれないのでストレスが溜まっている様子。
それで少し前から、夫が愛犬の散歩に行ってくれるようになった。
暗くなった夜道を、夫と愛犬が歩くらしい。
普段は愛犬の世話をほとんど私に任せきりなので、夫と愛犬のツーショットが想像出来なかった。大丈夫だろうか?
心配しながら私が一人でソファでいると、散歩を終えた夫が愛犬を連れて帰ってきた。
そしてそのままバスルームに直行し、愛犬の足を洗ってくれる。
しばらくするとザーッとシャワーを流す音に交じり、夫の声が聞こえてきた。
「いい子だね。暑かったね」
愛犬に話しかけながら足を洗っている様子。
夫と愛犬の関係
心配していたが、夫なりに愛犬に愛情を示しているようだ。
それにしても愛犬の方の声は全く聞こえない。夫に懐いて安心しきっているのか、又は怯えているのか。
その後、ドライヤーの音が聞こえてきたので、私はソロソロと痛い膝を引きずりながら脱衣所に様子を見に行った。
すると…
必死に足を乾かしている夫と、救いを求めるような表情の愛犬がそこにいた。
「そんなにドライヤーを近づけたらダメよ!熱いし怖がるでしょ!」と私が夫に言うと、「大丈夫だよ。平気みたい」と夫。
見かねた私が途中で代わり愛犬を乾かし終えたのだが、その後リビングに戻ると愛犬は真っ先に夫の膝の上に座りに行った。
さらにオモチャを持ってきて、夫に「遊んで」とアピールをしている。
どうやらここ数日、夫が愛犬の世話をした事で、ふたりの距離が縮まったみたい。
オモチャで遊ぶ夫と愛犬を見ながら、何だか嬉しくなった。
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