家事は出来ていますか?と聞かれて情けなくなる

足が痛くて受診を迷う
今日は心療内科の受診日。
朝目が覚めた瞬間、少しでも踵の痛みが軽減している事を願ったが、シーツが擦れただけでビビッと痛みがあったのでがっかりした。
立ち上がろうにも痛くて、壁やドアを支えにしながら何とか。
こんな状態で病院に辿り着けるだろうか。
予約日を変更しようか。だとしても何日後になれば治っているのか予想出来ない。
しばらく迷ったが、車で行くのだし、歩くのは数歩程度なので何とかなるだろうと、病院に向かった。
だが実際に病院に行ってみると、車の乗り降りや摑まる箇所が無い状態で立ち上がるのが予想以上にキツイ。
自宅では掃除用のモップを杖代わりにして部屋の中を移動しているのだが、まさか外でそんな物を持ち歩く訳にもいかず、この歳にして杖が欲しいと心から思った。
最後の受診日
そして受診。
今日は最後の受診日だ。
抗うつ剤をやめてから変化はないか、最終チェックの為に受診した。
「変わりはないですか?」
医師にそう聞かれ、「はい」と答えるだけ。
なので1分もかからず診察が終わると思っていたのだが、ふと医師に聞かれた。
「家事は出来ていますか?」
家事…出来ていない。
この一週間、洗濯は何とか部屋干しで対応しているが、料理や掃除は一切出来ていない。
畳んだ洗濯物をクローゼットまで運ぶのも辛くて、ソファの上に山積みなっている。
もちろん愛犬の散歩も行けず、ドッグフードをあげるだけで精一杯。
今愛犬の顔は目ヤニや伸びた毛でボロボロだ。
心療内科で膝痛の会話
私は医師に言った。
「それが…最近膝や踵が痛くて動くのが辛いんです。それで家事はほとんど出来ていません」
すると医師は笑いながら、「膝を痛めると厄介ですね」と言った。
さらに、「膝が痛いと何も出来ないでしょう?」と笑顔で言う。
私が、「右足が痛いのですが、ずっと庇っているからか左足まで痛くなってきて…」と言うと、医師はポンッと机をたたき、「それはよくある事です!」と満面の笑みで言った。
その様子から、この医師も膝痛の経験者なのかもしれない。年齢的も60代ぐらいなので十分あり得る。
私が、「そうなんです」と言い、ストレッチやサポーターを試し、さらにはグルコサミンなども服用してみようと思っていると話した。
話しながら、なぜ心療内科でこんな話題を?と自分でも思ったが、思いの外医師はいつもよりもこの会話に興味があるようだった。
「あぁ、あんなの気休めです。グルコサミンなんて効果はありませんよ」
医師はそう言い、「まずは整形外科で受診し、変形性膝関節症や半月板に異常がないのか調べてもらうべきです」と続けた。
「はぁ…」
私は小さく相槌を打った。
そして最後に医師が言った。
「それで異常がなければ安静にするしかありません」
会話の内容は大した事がなかったのだが、なぜか医師は終始嬉しそうにニコニコしながらこの会話をしていた。精神の話でもあれぐらい身近に感じられれば良かったのだけど。
最後に、安定剤を出せる最大量を処方してもらった。頓服的に服用する予定。
当分の間、心療内科にお世話にならず頑張ってみようと思う。
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