夫の言う「家事は気にしなくていい」の意味

――前回の続き。
確認すれば良かったと後悔しても時すでに遅し「予約をするのが無難です」
閉院した病院の前で茫然と立ち尽くした
2時間待ちの病院
そして次々と患者が呼ばれていったが、私はひたすら待った。
待っている間、夕飯の準備もせず洗濯物を取り入れもせず、家を出てきてしまった事が気になっていた。
まだ愛犬の散歩も行っていないし、愛犬のご飯もまだ(手作り)。
気になるものの家を出る前に夫が、「家事は気にするな」と言ってくれていたので、適当にインスタントでも食べてくれているのだろうと想像した。愛犬にはドッグフードをあげ、もしかしたら散歩も行ってくれたかな…。
そうして待つ事2時間。
結局私が診察室に呼ばれたのは21時を過ぎていた。
一応診療時間は19時まで。
なのにこんな遅くまで延びてしまうのか。
薬はドライブスルーで
そして診察室に入ると予想よりも若い医師で、淡々とした雰囲気だった。
こんな時間まで診察し続けて疲れているのかも。
肝心の私の腕はハッキリした原因は分からず、アレルギーの飲み薬と塗り薬を処方された。
診察時間は3分程だっただろうか。
待ち時間にぐったりと疲れた。
その後に院外処方箋を受け取ると、「隣の薬局でどうぞ」と言われ「ドライブスルーで行けます」と説明された。
それで車に乗って隣に行くと、なるほど車に乗ったまま薬が受け取れるようになっている。
これは便利。あれもこれもさすが最新の病院だなぁと感じた。
待ちくたびれた夫と愛犬
そしてそこから帰宅。
夫は最近寝るのが早いので、この時間なら既に寝ているかもしれない。
そう思いつつ玄関に入ると、「キャンッ!」という愛犬の鳴き声と共に、愛犬が泣きながら走ってきた。
文字通り「泣いて」いた。
「クゥ~ン、クゥ~ン」
手を洗う私の背後で待ちきれない様子。
愛犬は先代犬と違い、留守番が得意だ。日頃は留守番をさせても鳴く事はなく、大人しく寝ている。
それも今回は夫が家にいるので心配していなかったのだが、こんな夜遅くまで私が帰ってこない事は今まで無かったので、愛犬は不安だったらしい。
すると夫が来て言った。
「遅かったね。大変だったよ」
それから、愛犬の相手に疲れたと夫が愚痴り始めた。
私が、「遅いから寝ていると思ってた」と言うと、「まだ夕飯も食べてないのに」と言うので驚いた。
え?待ってたの?何も食べず?
と言っても、私と一緒に食べる為に待っていた訳ではない様子。
作ってくれるのを待っていたと言うのだ。
え~⁉こんな時間に?適当に食べてくれればいいのに…。
「簡単でいいよ。パスタでもお好み焼きでも」と夫。
…絶句。
まさか愛犬も何も食べてないのかと聞くと、「うん、だって食欲がなさそうだから」と言う夫。
いやいやいや…。
この様子では散歩も行ってないよね?と確認すると、「だって暑いだろ」と一言。
そうでしょうとも。
ベランダを見ると、夜空に洗濯物がしっとりと干されたままだった。
夫の「家事は気にするな」はやらなくていいという意味ではなかったらしい。
>KのAさん
子供さん達ももう大人の年齢ですし、それ程親が心配しなくても自分で切り開いていくかもしれませんよ?Aさんのご主人もとても理解のある方のようで良かったですね。
>Pさん
鍼は経験があるのですが、痛みなく軽くツボにうつ鍼は大丈夫ですが、がっつり筋肉に響く鍼は痛くて無理でした。お灸は中国医が使っていたものをネットで取り寄せて何年か使っていましたが、最近あれもこれもで忘れていました。また試してみようかな。
その他にコメントを下さった方々もありがとうございます。
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