今度は機嫌良くして下さい。不機嫌さんの相手は辛いです

この猛暑で実母の事は気になっていた。
義実家の方は頻繁に会っているが、実家の母とは出来るだけ距離を取りたい。
とはいえ、2週間以上空けると痺れを切らした母から連絡があるのだが。
それでもしばらく会わず、さらにテレビで連日猛暑のニュースが流れると、母が倒れているのではないか、やはり買い物や通院は付き添うべきか…と、罪悪感に苛まれる。
いやいや、本当に一人で動けなくなるのはこれからだ。
今から色々手を焼いていては先が長い――そう自分に言い聞かせ正当化していた。
すると今日、母からラインがきた。
「元気?私は何とか生きてます」
元気も何も、2週間前に会ったばかり。
たったこれだけの期間でも母には遠い日なのだ。
さらに母からの言葉は続いた。
「毎日一人で頑張っています。買い物も病院通いも暑さで大変だけど一人で頑張っています」
やたら「一人」を強調している。
そしてこういう言葉でチクチクと私の罪悪感を刺激する。それがジャブのように少しずつ私の心に効いてくる。
そして最後の言葉。
「今度来る時には機嫌良くして下さい。不機嫌だと相手が辛いです」
!!!!
何なの?この最後の言葉!
私は「ハァーッ!」と大きく息を吐き出した。
イライラがこみ上げてきて、どうにかなりそうだ。
最近私は母に会っても、手短に話すようにしたり、以前のように母が喜ぶであろう反応をしないようにしている。
それが母から見れば、不機嫌な娘に見えるのだろう。
確かに不機嫌かも。
だけどそれは母の前だからだ。
なぜ不機嫌なのか、全く伝わっていない。
それもこうしてそれをストレートに注意してくるところが…救いようがない。
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