お茶会を開きませんか?
うちの地域ではどうしてこれほど行事が多いのだろうと思う。
夏祭りが終わったかと思えば次は運動会。それが終われば防災訓練やクリスマス会にボーリング大会。そして年末には忘年会があり年が明けても新年会や餅つき大会が待っている。年中色んな行事が延々と続く。
いつか住民の層が若い世代に変わっていけば、こういった地域活動も徐々に減っていくのではないかと期待していた。
しかし何年この地に住んでいても変わらない。
それどころかどんどん行事が増えていくばかりだ。
確かに世代交代で高齢の方が少しずつ減り、若い人達が増えつつある。それなのに私の期待に反し、この若者世代が、もっと地域の繋がりを活性化させたいと積極的なのだ。
時々、ポストに若い母親達が作ったであろうチラシが入っている事がある。
「近所に住む主婦同士、お茶会を開きませんか?」
そんな文面が書かれている。
会費を集めるので月に1.2回、皆でお茶をしながらおしゃべりしましょうという事らしい。
それを発案しているのがまだ30代の若い母親だと言うから驚く。
チラシまで作成して皆に配るとは何て積極的なのだろう。
そこまでして近所同士の関係を深めたいという気持ちが理解できない。
また私には関係はないが、新たな子供クラブも発足したらしく、それも会費を集めて皆でキャンプやパーティーを楽しみましょうというチラシがうちのポストに入っていた。付き合いがない為うちに子供がいない事も知らないのだろう。
もし私に子供がいても、こんな風に近所で活動を始められたら入りたくないけど、入らないと自分も子供もぼっちになる……そんな事で悩むのだろうと思う。
そういう意味では私の場合、子供がいなくても孤独を感じるが、子供がいても孤独を感じる可能性が高い。
結局は私自身の性格の問題なのだから。
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