私はよく頑張った、そう自分に言ってあげればいいだけ

少し前、心理士に「辛い事は避けてもいい」と言われて救われたような気がした。
心が落ち着く心理士精神科の認知行動療法。
逃げてもいいんだ。
親と仲良くしなくても、必要な介護だけすればいい。
自分にそう言い聞かせようとしていた。
だが優子と話していると、自分がいかに小さな人間なのかと落ち込んだ。
久しぶりに友人と会う先日連絡があった昔の友人、優子と会ってきた。
確かに優子の母と私の母は全く性格が違う。
どちらかと言えば優子の母と私は似ていて、私の母と優子は似ている。
それでも親だから
昔、優子が言っていた。
「母はどんな事を言えば私が怒るか分かっているから、嫌な事は言わない」と。
優子は腹が立ったらストレートに感情を出せるタイプだ。
きっと優子の母は、娘の機嫌を見ながら接しているのだと思う。
そんな大人しい母親だから、優子は頻繁に会っても気が楽なのよ―――と、私は言いたくなる。
だがそれは違う。
優子は優子なりに、母親に対する不満はあると言っていた。
ウジウジと悩んだり、弱気な母に腹が立つらしい。
「それでも親だから」と言っていた。
育ってきた環境、長年の親子関係、それぞれの気持ちは本人にしか分からない。
過去は変えられない
私は昨日自分が書いたブログの内容を読んで、「何て自分は幼稚なのだろう」と思った。
過去の事をいつまで引き摺るのだ?
私にはまだまだ書ききれないぐらい、母への不満がたくさんある。
これだけブログで吐き出していても、過去の話になれば次々と抑えていた思いが噴き出してくる。
だが先日、精神病院の医師が言っていた。
「過去は変えられない。母親も変えられない。もう過ぎた事よ。あぁ、辛かった。私はよく頑張った、そう自分に言ってあげればいいだけ」と。
そうなりたい。そうするべきなのだろう。
頭では分かっているが、いざ母と関わるといっきに母のペースに飲まれてしまい、圧倒される。
いつかここから抜けだせる日はくるのだろうか。
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