誰かに認めて欲しいという気持ち

受け取ったイレギュラーな仕事
昨日から今日にかけて、ずっとパソコンの前に座りっ放しだった。
在宅ワークの会社からいつもとは内容の違うイレギュラーな仕事を渡されてしまったから。
もちろん断る事も可能なのだが、少し前には休ませてもらったし出来るだけ断る事はしたくない。
外勤の仕事に比べれば本当に在宅ワークは不安定。
まとめてドカッと仕事を渡されたかと思えば、しばらく仕事が無かったり…。
絶対にやり遂げたい
今回の仕事は、珍しく事前に電話で連絡が来た。
いつもはメールやチャットで完結するのだが、わざわざ電話で「ややこしいですけど大丈夫ですか?」と確認された。
一瞬自分でも、出来るだろうか…と不安になったが、何としてでもやり遂げたかった。
今私に出来るのは自宅での仕事しかない。
それさえも役立たずだとレッテルを貼られてしまったら、もう私に出来る事が無くなってしまう。
それで昨夜も一晩中、その仕事に掛かり切りだった。
途中でよく分からなくなったり、時間が間に合うだろうかと不安になったり…。
やはり以前に比べるとずっと気弱になっている。
自信がない。
若い頃なら、絶対にやれる、やってやる、という自信というか意地があった。
だが久しぶりに深夜に一人で仕事をしていると、内容がどうこういう以前に、眩暈はするし胃が気持ち悪くて吐き気がするし、頭痛までしてきた。
夜型なので以前は全く平気だったのに、今では年齢的に徹夜が体に堪えるようになっている。
達成感と虚しさ
そして今日、何とか仕上げる事が出来た。
連絡事項と共にデータを送信した。
小さな達成感。この感じは久しぶり。
うーん!と伸びをしてお茶を飲み、ソファに座ると体のあちこちが痛かったが、頭はスッキリしていた。
しかししばらくすると、何とも言えない虚しさというか寂しさがこみ上げてきた。
2日間、徹夜で一人黙々と仕事をしても、その姿は誰も知らない。
どれ程面倒で大変な作業だったのか、誰にも話せない。
それが悲しく感じた。
そして悲しく思う自分が意外だった。
あぁ、私はまだ誰かに認めて欲しいという気持ちが残っているのだ。
誰かに褒めて欲しい。認められたい。
仕事ではそんな気持ち、とっくに捨てたと思っていたのに。
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