自分の手術が決まったかのように緊張する

昨日も4日目だというのに、また下腹部に悶えるような痛みが続き、ひたすら唸った。
この2日間、撃沈していた。生理痛と量の多さで。
近隣病院で手術をした人のブログを読んだのだが、大学病院の為研修医も含めて受診する度に医師が4~5人変わり、執刀医とも手術当日に初めて会ったと書かれていて、こんなものかと思うとますます怖くなった。
そんな中、子犬の去勢手術の日が迫っている。
自分がこれだけ手術を避けているのに、子犬には簡単に受けさせてしまう事に罪悪感。
今の自分の気持ちと重なり、子犬がどれ程不安で怯えるだろう…と想像する。
ただでさえ繊細で怖がりな子なのだ。
慣れない病院に預けられるだけでパニックになるかもしれない。
そして今朝、動物病院に子犬を連れて行ってきた。
去勢手術の事前チェックとして受診するように言われていたので。
血液検査等、何も問題がないか確認し、手術の同意書などにサインをする。
しかしまだ私は手術を決めかねていた。
本当に大丈夫?手術自体が心配というより、子犬の精神状態が心配で仕方がない。
子犬の食が細くて痩せている事も不安で確認したが、その点は体格的に問題は無いらしい。
だが医師にも、子犬の精神面だけは何とも言えないと言われた。
医師から見てもこの子犬は極端に怖がりで繊細らしい。
なので前後の処置により怯えるだろうし、術後の痛みでパニックになるかもしれない。
そんな事を言われると、ますます手術する事を躊躇する。
もう少し月日が経ってからでもいいのでは…
だが成犬になったからといって、精神的に強くなるとは限らない。むしろ成長すればする程、恐怖心が強くなる可能性の方が高い。
私が決めかねていると、さすがに医師が困ったように言った。
「考えて午後から返事をくれてもいいですけど」
忙しい医師。
明らかに迷惑をかけてしまっている。
「いえ、お願いします」
私は手術をお願いする事にし、サインをして術前の説明を受けて帰宅した。
いつかしなくてはならない。それならば早いうちの方が体も心も楽だと信じて。
しかし自宅に戻った今、まるで自分の手術が決まったかのように私が緊張している。
よく読まれている記事