子供が帰省するおひとりさまにがっかりする

こうして親子関係で気持ちが落ちると、つくづく自分に子供がいなくて良かったと思う。
もし子供がいても良い親になれなかった自信がある。
アダルトチルドレンの連鎖になっていただろう。
子供に辛い思いをさせてしまう。
幸いそうならずに済んだとしても、例えどんな親思いの子供であったとしても、私の事だからきっとその子供との会話で深読みし、気を使い一人思い悩むのだろうと思う。
あぁ、こんな私に子供がいなくて良かった。きっと神様が私の老後だけは心を自由にしてくれたのだ。
そう思う。本当に心から。
なのにその一方で、「おひとりさま」の方々のブログを読んでいて、正月に子供が帰省したとか、一緒に食事に行ったとか、子供からお年玉を貰ったとか…そんな話を見ると正直がっかりする。
がっかりなんて言い方は捻くれていると思うが、それが本音。
いつも「ひとり」と「孤独」を強調されているブログであればある程、「何だ違うじゃない」と思ってしまう。
一人暮らしという意味では「おひとりさま」で間違いないのだが、私が求めているのは天涯孤独のおひとりさまなのだろう。
私はいつかもし自分が一人になった時の勇気を貰う為に、おひとりさまブログを読んでいる。
皆普段の生活は本当に一人で頑張っておられて、一人で生きるお手本として励まされる。
私もこんな風に一人で買い物に行き、一人で食事をして、一人でテレビを見て、一人で眠るのだ。
そして一人で正月を迎え、一人で入院し、一人で老人ホームを探し、一人で荷物をまとめ、一人で死ぬ。
なんて事まで想像していたが、おひとりさまブログでも実際は離れて住む子がいる方も多く、結局何かの時には一人じゃないのね…と取り残されたような気持ちになった。
私に子供がいなくて良かったと思うのは確か。
なのに他の一人暮らしの女性に子供がいるとがっかりする。
私は子供が欲しい訳ではなく、同じ境遇の人がいて欲しいだけ。
本当に捻くれていると自分でも思う。
そして中には本当に子供も親も兄弟も友人もおらず、完全に一人で生きている女性もいる。
そんな方は愚痴も溢さずただその日を見つめて生きているように感じる。
私のこんなぼやきは、今はまだ一人ではないから言える甘えなのだろう。
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