毒親と言えないアダルトチルドレンの私

私がこれだけ実母との関係、そしてその悩みや愚痴をブログに書き続けている事から、よくコメントで頂く言葉がある。
「毒親」
読者の方々は、私の母を「毒親」だと思うらしい。
そう言われて改めて私は、「そうか、私の母は毒親なのか」と考えてみたが、なぜか違和感があった。
私自身、自分の母を毒親だと思ったり、言葉にした事がなかったので。
誤解しないで頂きたいが、読者の方に自分の母を毒親だと言われて気を悪くしたとか、反論したいとか、そんな気持ちは一切ない。
むしろ、私側の立場になり共感してくれて嬉しい。
だが私が声に出して母を毒親だと言えるか?書けるか?思えるか?と問われれば、それが出来ない。
そもそも毒親とは何なのか?
過干渉、過度な管理と支配、価値観の押し付け、虐待など…。
これを聞けば、なるほど…うちの親は毒親に当てはまるわ…と思うのだが、なぜか毒親という言葉に抵抗がある。
単に「毒」という言葉が強過ぎるからか。
一方で、アダルトチルドレンという言葉を聞いた時には、ストンと私の中に納まった。
今までの生き辛さや孤独感に納得がいった。
私はアダルトチルドレンです。
それは堂々と言えるのに、私の母親は毒親ですとは言えない。
毒親という言葉は100%親だけを責める事になり、アダルトチルドレンは親や環境が原因ではあるけれど、その結果今の自分を分析している…という違いがある。
そういう意味で毒親という言葉は親に対して攻撃的過ぎて、私の中でブレーキがかかる。
それがアダルトチルドレンなのかもしれないけど。
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