神田沙也加さん

ころり

2021-12-19

信じられない。間違いであって欲しい。時間を戻して欲しい。

コロナ禍で亡くなられた若い芸能人の方は他にもいて、その時々でショックだったけど、今回は私の中で受け止めかねる程心が乱されている。

神田沙也加さん。

ずっとずっと昔から好きだった。多分今後も彼女と同じ種類の魅力を感じる女優（歌手）に出会えないように思う。

私が沙也加ちゃんを好きになったのは、ずっと昔にグータンヌーボというバラエティ番組に出演されているのを見た時から。沙也加ちゃんはまだ21～22歳だったと思う。

今でも忘れない。
普通の若い女性とは違うものを感じた。

正直、デビューしたての頃には、単に超有名人夫婦の娘というイメージしかなかったので、この時のバラエティ番組を見なければ好きになっていなかったかもしれない。

上品でニコニコ笑い礼儀正しいのだが、壁を感じた。本音が見えなかった。
おこがましいが自分とどこか似ているように感じ、そこからずっと気になる存在になった。

沙也加ちゃんがテレビに出ればいつも録画し、ライブにも何度か行った。

そして一番楽しみだったのは舞台。
もっと上手いミュージカル女優は大勢いる。
だが神田沙也加にしか出せない空気感がそこにあった。

登場するだけで華があり、陰があった。
繰り返し聴いていたくなるあの声。

上手いとか下手だとか、そんな事は関係なく、耳と心に心地良い声。これだけは親から譲り受けたものが大きいのかも。

アナ雪で注目された時には嬉しさと共に何となく心配になり、バンドやブランドデビュー、そして結婚などをしてもいつもそこで満足しているように見えず、ずっと何かを求め続けているように感じた。そこが自分と重なった。

よく以前は「友達がいない」と自身で言われていたが、色々な事があっても舞台が彼女の支えだったり居場所であればいいなと思っていた。

最近は舞台に行けずにいたので、先日のFNS歌謡祭でマイフェアレディの様子を見られたのが嬉しかった。
録画し、彼女の部分ばかり何度も繰り返し見ながら夫にも、「また沙也加ちゃんの舞台を見に行きたい」と言っていたところなのに。

以前にも少し書いたが、なぜか勝手な思いで、沙也加ちゃんが幸せになるところが見たい…とずっと思っていた。