マイナポイント付与の憂鬱

マイナンバーカード保有者にまたポイント付与されると聞き、ゲンナリした。
私は自分が10万円給付世帯で無い事よりも、このややこしいポイント付与がある事の方が嫌な気分になる。
私はマイナンバーカードを持っていないが、母が持っているからだ。
また母からうるさく聞かれるだろうし、手続きをして欲しいと言われるだろう。
しかし黙って言われるがままの母ではない。
「スマホで決済するなんて怖い」だとか、「パスワードを入力するなんて危険」だとか、とにかくうるさい。
そもそも母はQRコード決済どころか、クレジットカードさえ使った事も所有した事もなく、健康保険証も家の金庫に保管しておくような人なのだ。
LINEの登録でさえ、「危険だ」「その情報はどこに漏れるのか」「メルアドなんで登録してはいけない」と、私の隣でずっとうるさく騒いでいた。
とにかく疲れる。
なので最近の国からのポイント付与を聞く度に、「あぁ、また面倒な事に…」とゲンナリした気分になる。
それに母の事がなくても、私自身がこういう事に全く疎い。
スマホ社会にどんどんついていけなくなっていて、色んなサイトで「こんな手続きをするとポイント還元!」というのも見ても、得したいという気持ちよりも調べるのが面倒という気持ちが勝ってしまいスルーするようになってきた。
取引銀行、クレジットカード、ネット登録、メルアド、アプリ登録など…そういったものを限りなく減らしてシンプルにしていこうとしている今、また新たな何かを作ったり登録したりが億劫になっている。
私は母に言った。
「最近こういう手続きとか調べる事自体が億劫なのよ。ついていけなくて」
すると母は、「あなたがそんな事言っていてどうするの!まだ若いのに」と笑った。
母から見ればいつまでも私は若いだろうが、母が私の年齢の頃、母はいつも「もう歳だから」と言い、何か役所手続きがある度に、「分からないからお願い」と言い私に任せていた。
母はいつの時代も頼れる人がいていいな…と思う。
昨日書いたマイナポイント。
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