同居か老人ホームか。笑顔の会話で心はバトル

昨日、実母から電話があり、「明日うちに来て」と言われたが、「義実家に行く予定だから無理」と言い断った。
すると母は、「あちらはまだご夫婦で健在なのに色々うるさく言ってくるのね」と言い、「自分の事は自分達ですればいいのに」と不機嫌になった。
今では信じられないが、母は私が結婚した当初、「私の事はいいから、あちらのご両親を大切にしてあげなさい」とよく言っていた。
さらに、「私は子供が幸せならいつ死んでもいい。自分の事はどうでもいいの」とも。
しかし今ではまるで別人。
自分中心でしかなく、あの昔の言葉は何だったのか…と思う。
歳を取れば皆こうなっていくのだろうか。
一方、義母の方も似たようなもので、定期的に私の母の事を聞く。
「ころりさんのお母さんはお元気?」
「はい。それなりに元気にやってます」と私が答えると、「頻繁に会っているの?」「いつも電話がかかってくるの?」と毎回同じ事を質問される。
そして、「この先どうされるのかしらねぇ」と私の実母の介護問題を気にし始める。
そんな時私は、「さぁ、老人ホームにでも入るんじゃないですか」と、冗談交じりに返す。
これは間接的に義母に対し、「今時老人ホームに入るのは普通の事ですよ」と伝えたいという気持ちも含んでいる。
しかし義母は老人ホーム反対派。
「そんな…可哀想よ」と、私の母に同情するような事を言うが、かといって私に介護してあげたら?とは言わない。
「早くころりさんのお兄さんの家に同居すればいいのにね」と言う。
私は老人ホームが当たり前という常識を匂わせ、義母は同居が当然という常識を匂わせる。
お互い顔は笑顔だが、内心メラメラと戦いが繰り広げられているような気分。
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