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知らない間に他人が私の手作りパンを食べていた

ころり

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タキさんが退職するらしい。

タキさんとは夫の会社のパート女性。

もうすぐ65歳になるらしく、まだ延長雇用で働き続ける事は可能なようだが、タキさんは「もう我慢の限界」と言って長年勤めた会社を辞める事になった。

タキさんは夫と同じ部署だったので、私も今までタキさんの話題をよく聞いた。
私は直接会った事はないのだが、なぜかタキさんは私にとっても昔からの知り合いのような存在だった。

以前、夫の朝ごはん用として、私はよくパンを作って持たせていた。
時にはそれがおにぎりの事も。
(朝ごはんを自宅で食べる時間が無いと言うので)

夫はそれを通勤途中や会社の始業前に食べていた…と私は思っていた。

しかしある日私が、「パンの具材、何がいい?いつも同じだと飽きるでしょ?」と聞くと、夫が言った。

「最近食べてないからなぁ」

驚いた私。

食べていない?
だが毎日夫は黙ってそのパンやおにぎりを持って行っているではないか。もしかして捨てているのか?

夫に聞くと、何と驚いた事に私が作ったそれらは、タキさんが食べていると言うのだ。

嘘でしょ?いつからそんな事に…。
私は焦った。







少し前にも書いたが、私は他人の手作りが苦手だ。
なのでもちろん自分が作ったものを他人様に食べさせるのも、申し訳ない気持ちになる。

それに夫が食べるものだと思うから、そこまで気を使わずラッピングも手抜きだった。

そんな事ならもっと気を使ったのに…。

「それならそうと早く言ってよ。どうしてそんな事になったの?無理に食べさせてないでしょうね?」

私が夫を責めると、夫はタキさんは喜んで食べていると言う。

夫は元々朝ごはんはあまり食べたくない人。
私が健康の為に半ば強引に食べさせているが、ある時夫が食べずにデスクの脇にパンを置いていた時、タキさんが「美味しそう」と言うので「食べる?」と聞くと喜んで食べたのだと言う。

その後も夫が、「僕は要らないから」とタキさんに言うと、「本当にいいの?」と言いながら毎日のようにそのパンを食べるようになったと…。

マジか。


―――続きます。

子供に頼らず見栄を張らず一人で生きていく

それからも時々タキさんは私の手作りパンを食べてくれていたらしい。








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Posted byころり