リアルな友人はいない。本当の自分はネットだけという孤独

昨夜、たまたま録画していた「ザ!世界仰天ニュース」を見た。
その中で13年前の無差別殺傷事件の話がとても胸に突き刺さり、私は食い入るように見てしまった。
▶無差別殺人をした男 衝撃の2週間
もちろん殺人は許されない。
どれ程自分が孤独であれ、殺人を犯そうとするその精神状態は理解出来ない。
だがこの事件を起こした男の生い立ち(特に母親との関わり)や、コミュニケーションが苦手だったり、何かあればすぐに孤独を感じるところなど、どこか自分に通ずるものがあるような気がした。
実際、この男にはリアルな友人がいて、一見普通の若者の付き合いをしていたらしい。
だが本人にとっては「リアルな友人はいない」。
それは、常に自分が偽りの姿を演じていて、そんな自分と会話する表面的な付き合いは意味のないもの…だから。
友人がいるのに孤独。
愛情不足で育ち、自分が愛される自信がない。本当の自分をさらけ出せない。
その部分に関しては共感するものがある。
私も子供の頃そんな風だった。
そして一番感じたのは、ネット依存。
リアルな世界では上手く生きられない。
だけどネットでは思った事をストレートに発言できる。
そしてそれなりに反応してくれる人がいれば、そこで自分は孤独ではないと満たされる。
これ、まさに私も同じじゃないの?と焦った。
私もこうしてブログを書く事で、かなり救われている。
現実の世界では、同年代の女性と会話どころか会う事もほとんど無く、時々話す機会があっても結局自分を作ってしまう。
だがブログで私の本音を書いていると、誰かと会話をしたような満足感がある。
これは私にとって大きい。
ブログがなければ、きっともっと孤独を感じるだろう。
だがこの番組を見ていて、いけない、あくまでもブログはネットの世界であり、そこに依存しないように注意しなくては…と強く思った。
リアルとネット、ちゃんと分けられてるつもりだが、それでもどこか依存してしまっている自分がいた。
ちなみに、加害者の弟さんの手記も読んだ。
胸が痛い。
絶望と叫びのようなものが伝わってくる。
▶「秋葉原連続通り魔事件」そして犯人の弟は自殺した
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