まるで気分は母子家庭

先日ペット番組を見ていたら、犬にも利き脚があると言われていた。
そして右利きの犬は楽観的な性格で、左利きの犬はネガティブで臆病だとか。
本当か?
試しに目の前にいる子犬を観察。
すると…やはり左利き!
偶然なのかどうかは分からないが、もし本当ならきっと愛犬は右利きだっただろう。
毎日子犬は可愛い。
臆病で行動範囲は狭いが、その小さな範囲でピョコピョコと飛んでいる。
そして私にベッタリ甘えん坊。
とにかく膝から離れない。
オモチャで誘ってみても、ひたすら私の手をガシガシ甘噛み。
そんな姿を見て夫は、「甘噛みを許していたら噛み癖が出るからやめさせろ」と言う。
確かに私もそう思わなくもないが、ただこの子にとって、私の手を舐めたり甘噛みしたりする事はまだまだ甘えているだけのように見える。
躾も大切だが、それよりもまず私はこの子に、「この家は安心」「この人達といると楽しい」という事を感じて欲しい。
愛犬のような興味津々で放っておいても楽しそうに遊びまわる子なら心配ないが、この子はそうではない。いつも警戒している。
「まだ赤ちゃんなんだから」
夫に注意される度、私はそう反論してしまう。
なので私にとって、この子犬は可愛いという感情はもちろんあるのだが、それよりむしろ「心配」というのが大きい。
子犬と出会った時には涙でいっぱいだった夫なのに、いざ子犬が家に来てからは子犬に愛情を感じているように見えない。
「躾よりまず可愛がってあげて」と私が言うと、「可愛いよ」と口では言うものの、愛犬といた時の表情とは全く違う。
そんな中で無邪気に顔を見上げている子犬が可哀想になり、私はより子犬を甘えさせてしまう。
まるで気分は母子家庭だ。
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