明日そっちに行きますよと言われて狼狽える

義母から電話があり、来週病院に付き添って欲しいと頼まれた。
しかし最近は義兄夫婦が義父母の通院を気にかけてくれているはず。
それを無視して私が行くというのもどうか。
「そんなの気にしなくていいわよ。こっちで済ませてしまいましょう」
義母はそう言ったが、「こっち」という言い方が引っ掛かった。
私は義母側で、義兄夫婦は「あっち」なのだと。
ただ、私はまだ微熱がある。
37度前半~37.5度ぐらいまでだが、この状態で付き添いは行き辛い。
付き添いと言っても最近はコロナ対策で診察室に入るのは制限されている為、入口の会計付近で待っているだけ。ほぼ送迎のみだ。
それでも建物の中に入る前に自動検温器があり、そこで引っ掛かるのではないかと不安。
騒がれるのは避けたい。
義母にそれを伝えた。
すると義母が、「熱?いつから?PCR検査をした方がいいんじゃないの⁉」と騒ぎ始めた。
そうだよね。
この時期に熱と言うとすぐコロナだと思われてしまう。
「ホルモンバランスが崩れているだけだと思います。前回も同じだったので」
私がそう言うと、「大丈夫?明日そっちに行きますよ」と言い始めた。
コロナじゃないの?と疑っているなら会うのは危険なのに、うちに来るという義母はそこを気にしていないのだろうか。
「大丈夫です。どこが悪いという訳ではないので」
そう断ったのに、義母は聞こえていないかのように、「あ、丁度渡したいメロンがあったのでそれも持って行くわ」とブツブツ独り言を言い始めた。
これはマズイ。本当に来られてしまうかも…。
というか、うちにタクシーで来る体力があるのなら、病院も一人で行けるだろうにと思う。
よく読まれている記事