オフ会
このブログの他にペットブログを書いている。
滅多に更新しておらず、時々撮った愛犬の写真をアップしたり、犬との出来事を少し書く程度。かなり緩く細々とした感じなのだが、そんなブログでもどこからか見つけてくれる人がいて、時々アドバイスやコメントをくれる。
以前は私もコメントを頂けば、お礼にと相手のブログを訪問したりしていた。
そんなある日、一人のブロ友から「オフ会をやる予定なのですが、参加しませんか?」というお誘いを頂いた。
日頃ブログを通して知っている人達が全員犬を連れてドッグカフェで会いましょうという事だった。
かなり迷った。
ブログというネット上であるから続けられた関係だという気がする。
会えばその関係が崩れるのではないか?
その上よく聞くとかなり大人数の様だ。
もちろん私の知らない人も多く、ほとんど交流がない私はとても入っていけないんじゃないか?と、最初は断った。
だが、その誘ってくれた方が「是非ともころりさんの犬に会いたいんです!」と熱烈アピールをしてくれる。
「私も行くんだから大丈夫、みんないい人ですよ、良かったら旦那様もご一緒にどうですか?」と言われた。他の方も夫婦で参加する人がたくさんいるらしい。
そうか、夫が一緒ならなんとか参加できるかもしれない。
それを夫に相談すると、行きたくはなさそうだったが「試しに一度ぐらい参加してみるか」と了承してくれた。
しかし、行く前から既に不安があった。
「参加させて頂きます」と返事をするととても喜んでくれたのだが、参加するにはいくつか決まりがあり、それを準備してきて欲しいと言われた。
そのオフ会ではゲームをするらしく、その景品になる物を何か全員持っていく事になっているらしい。また、自己紹介もしてもらうので、簡単な名刺を準備してきて欲しいという。
……名刺!?犬の?
ややドン引き気味の私だが、愛犬家とはそういう人も多い。
なんだか心配になってきて、下調べのつもりで他の参加者のブログも参考に覗かせてもらった。
すると皆凄い。
参加する前に、愛犬を美容院に出すのはもちろん、参加用の衣装を新調するという。もちろん愛犬の。ゲームの景品も、手作りの犬用クッキーを準備しているとか。
ハードルが高そうで、行く前からかなり意気消沈してきた。
しかし折角誘ってもらったのだ。
それにどうなっても日常生活には関係のない人達だし。
今日だけは別の人格になったつもりで楽しむのもいいかも。
そう言い聞かせて目的のドッグカフェに向かった。夫と、着慣れない洋服を着せられた愛犬と一緒に。
店内に入ると、
「キャ~ッ!会いたかった!」といきなり女性がうちの愛犬に抱き付いた。
これがペットブログの面白いところ。
会った事もないのに、ずっとブログで見ているからか、犬の顔を見ただけで誰だかすぐ分かる。
飼い主同士も話した事はないのに、何となくブログのコメントの延長のような会話になる。
すぐに親しくなりやすいというのがオフ会の良いところだろう。
だが、私にはやはり近すぎるというか、テンションを高く保つのに疲れてしまった。
皆愛犬を可愛く着飾って、予定していたゲームの景品以外にも「みんなにプレゼント!」と言ってたくさんプレゼント交換し合っている。
また、愛犬の写真を撮る必死さが凄くて、良いショットを撮る為に延々と並んでお座りさせられている犬達がなんだが少し可哀想に見えた。うちの犬も慣れない洋服とマナーベルトを着せられている上に、ずっと何時間も抱っこ状態で降ろしてもらえない為、しょんぼりとしていた。
お互いの愛犬に触れ合いながら、犬との暮らしをゆっくり会話……なんて夢には程遠く、祭り騒ぎの中に飛び込んだかのような時間だった。
これはこれで、一度体験してみるのには良かったかもしれない。
皆犬が好きという気持ちでは繋がっていて、そういう意味では犬に限らず何か共通した事で集まるのは一番いい。
しかし私はどこか冷め、「お友達になりましょう!」と盛り上がっている女性達とメール交換したりする気持ちになれなかった。こうした集まりは本当に犬達にとって楽しいんだろか。そんな風に考えてしまうから誰とも距離を縮められないのだろうけど。
帰り道、いつもの公園に立ち寄り夫と愛犬と散歩した。
その時の愛犬の表情が、その日で一番嬉しそうに見えた。
なんだか心配になってきて、下調べのつもりで他の参加者のブログも参考に覗かせてもらった。
すると皆凄い。
参加する前に、愛犬を美容院に出すのはもちろん、参加用の衣装を新調するという。もちろん愛犬の。ゲームの景品も、手作りの犬用クッキーを準備しているとか。
ハードルが高そうで、行く前からかなり意気消沈してきた。
しかし折角誘ってもらったのだ。
それにどうなっても日常生活には関係のない人達だし。
今日だけは別の人格になったつもりで楽しむのもいいかも。
そう言い聞かせて目的のドッグカフェに向かった。夫と、着慣れない洋服を着せられた愛犬と一緒に。
店内に入ると、
「キャ~ッ!会いたかった!」といきなり女性がうちの愛犬に抱き付いた。
これがペットブログの面白いところ。
会った事もないのに、ずっとブログで見ているからか、犬の顔を見ただけで誰だかすぐ分かる。
飼い主同士も話した事はないのに、何となくブログのコメントの延長のような会話になる。
すぐに親しくなりやすいというのがオフ会の良いところだろう。
だが、私にはやはり近すぎるというか、テンションを高く保つのに疲れてしまった。
皆愛犬を可愛く着飾って、予定していたゲームの景品以外にも「みんなにプレゼント!」と言ってたくさんプレゼント交換し合っている。
また、愛犬の写真を撮る必死さが凄くて、良いショットを撮る為に延々と並んでお座りさせられている犬達がなんだが少し可哀想に見えた。うちの犬も慣れない洋服とマナーベルトを着せられている上に、ずっと何時間も抱っこ状態で降ろしてもらえない為、しょんぼりとしていた。
お互いの愛犬に触れ合いながら、犬との暮らしをゆっくり会話……なんて夢には程遠く、祭り騒ぎの中に飛び込んだかのような時間だった。
これはこれで、一度体験してみるのには良かったかもしれない。
皆犬が好きという気持ちでは繋がっていて、そういう意味では犬に限らず何か共通した事で集まるのは一番いい。
しかし私はどこか冷め、「お友達になりましょう!」と盛り上がっている女性達とメール交換したりする気持ちになれなかった。こうした集まりは本当に犬達にとって楽しいんだろか。そんな風に考えてしまうから誰とも距離を縮められないのだろうけど。
帰り道、いつもの公園に立ち寄り夫と愛犬と散歩した。
その時の愛犬の表情が、その日で一番嬉しそうに見えた。
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