また会える日まで

今でも夫の休日に出掛ける場所はペットショップ。
「買う」とか「飼う」とかの目的がある訳ではなく、ただフワフワで小さい子達を見てると心が癒される。
いずれまた犬と暮らしたい気持ちもあるが、愛犬以上の子はいないという気持ちもあり、踏み切れずにいる。
ペットショップで子犬を見ていると、やはり愛犬と同じ犬種がいるとテンションが上がる。
別に犬種に拘りがある訳ではなく、日本犬であろうが洋犬であろうが、雑種犬でも可愛いと思う。
それでも愛犬と同じ犬種の後ろ姿を見ただけで、他とは違う別の感情が溢れる。
だがその犬が振り返り、同じ犬種でも愛犬とは全く違う雰囲気だったりすると、「あぁ、違う」と肩を落とす。
その反対に、犬種も大きさも全く違うのに、その瞳の奥に愛犬と同じものを感じると、すごく愛おしい気持ちになる。
私は新たな可愛い子を探しているのではなく、愛犬を探しているのだと思う。
ペットショップに行くだけでなく、家でもパソコンで犬ばかり見てしまう。
保護犬サイト、ペットショップのサイトなどを日課のように見つめ、次々とページを送っては、「どこにもいない」とがっかりする。
愛犬がどこかでいつか生まれ変わってくるのではないか?
生まれ変わってきて欲しい。
また会いに来て欲しい。
その時、私達がしっかり見つけてあげなくては。
そんな思いで毎日毎日、探し続けている。待ち続けている。
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