繊細さを変える方法をアドバイスされる
初めて受診した漢方専門病院。
とても良い医師だったのは確か。
だが帰宅途中、私はどこか気分が浮かなかった。
問題は私。病院や医師には問題はない。

問診の中で、私が心療内科を受診している事も話した。
メンタルが弱く、今回の体調の変化も影響しているのかもしれないと。
すると医師は、
「そうですね…今も安定剤を服用されているようですしね」と言った。
事前にお薬手帳を渡しているし、問診票にも記入したので分かっている様子。
婦人科の医師はとにかく数値や目に見える症状のみで判断する。
しかしこの医師はどちらかというと逆で、今回の私の症状は、「メンタルが大きく関係していると思う」と言っていた。
更年期障害や婦人科疾患がどうのこうのという点にはあまり触れず、それらはあまり重要視していない様子。
そして会話をしているうちに、
「自分の繊細さを変える為には、運動をした方がいい」と医師が言った。
運動。
今は時々ウォーキングをする程度。
それを医師に伝えると、医師は言った。
「そういう一人で運動をするのではなく、サークルやクラブに入り、みんなで一緒にスポーツをするのがいいと思います」
それまで調子良く会話をしていた私だが、その言葉を聞いた瞬間、言葉に詰まった。一気に気分が重くなった。
医師は続けた。
「サークルなどでスポーツをされる方達は、みんな元気で前向きな人ばかりなので良い影響を受けられると思いますよ」
医師は気付いたかどうか分からないが、私の心がどんどん引いていく。
「…そうですね。でも仲間に入っていくのは苦手で…」
と、正直に言ってみた。話しやすそうな医師だからこその本音。
しかし医師は、「大丈夫!みんな明るくてすぐに仲間になれますよ。私の友人もママさんバスケで楽しんでいます」と言った。
医師は何も悪い事は言っていない。
前向きなアドバイス。
私自身、何かに夢中になったり、誰かと関わり会話をする事で前向きになれるような気がする…と日頃から思う事がある。
一人で誰とも会話をせずに悩むから更に落ち込むのだと。
だが医師のアドバイスは私には重荷だった。
そして良い医師だと思うからこそ、医師のアドバイスに従わなければ受診し辛くなるような不安。
次に受診した時、「サークルに入りましたか?」と聞かれて、行動に移せていない自分が見放されそうな気がして、かと言って人間関係が苦手な私がどこかに参加して仲間を作るなんてハードルが高い。
きっと医師は何気なく言っただけだと思うが、それをこんな風に重く受け止めてしまう自分。
相手の言う通りにしないと嫌われる…そんな発想がやはりACなのかな…と思う。
*コメントお返事
皆さんコメントありがとうございます。コメントでは私の体質や好みまで把握して頂いていて、そこまでブログに詳しく書いたかしら?と驚く程です。中には漢方やその他健康法を色々教えて頂き、とても参考になっています。お勧め頂いたサーキュレーター、気になります…。
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