新しい家族を迎える事への迷い

相変わらず夫の休日には一緒にペットショップに行く事が多い。
新しい子を迎える為に探している…というのではなく、以前も書いたように単に癒されるから。
夫が帰宅し、私に言った。「今日はペットショップに行ってきた」咄嗟に羨ましかった。
家に一人でいると今でも他人の家にいるような気分になる。
あれ程雑音が嫌だったのに、見もしないテレビをつけて音を出しておかないと、静けさに飲み込まれて気が変になりそう。
まだ愛犬の名前を声に出して呼ぶ事も出来ず、時々猛烈に会いたくなりたまらなくなる。
その反面、時間と共に記憶の鮮明さが薄れていく部分もあり、必死で手繰り寄せるようにして愛犬の笑顔や温かさを思い浮かべる。
今後犬を飼うのかどうか、夫と話してみた。
夫も私も、愛犬との暮らしで貰った幸せが大き過ぎて、他の事に興味が持てない。他の事では幸せを感じられない。
私達にとって犬と暮らすという事が、何よりも幸せ。
「またいつか犬と暮らせたら嬉しい」
それが二人の一致した気持ちだった。
だがその一方で、愛犬に申し訳ない気持ちが大きい。
唯一無二の存在だったのに、他の子を迎えるの?
あの子がいなくなったのに、また別の子を迎えたからといって幸せを感じるなんて罪悪感がある。
それに自分自身、本当に次の子を同じように愛せるのか分からない。
そんな中途半端な気持ちで迎えては、その犬も可哀想だ。
しかし最近は体調不良もあり、家で一人悶々としていると、「ワンコがいれば少しは気持ちが元気になれるだろうか」と、ふわふわの毛を触りたい気持ちにもなる。
そしてそんな事を一瞬でも思ってしまい、ごめんねと愛犬に謝る日々。
また犬を飼うのなら、私達の年齢的にも早い方がいい。
夫は迎えるならやはり子犬からが良いと言っている。
とりあえず保護犬サイトに登録しみたけれど…。
まだまだ愛犬の事ばかり頭に浮かび、ただ眺めるだけで終わりそう。
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