常に行動を監視されている気分

健康の為に、気分転換の為に、散歩をするようにしている。
日中や夕方は人と会うのが億劫な為、早朝のまだ人がほとんどいない時間に歩く。
この季節には涼しくて丁度良い。
だが正直なところ、散歩をしていても全く気分転換にならない。
歩かなくてはならないというプレッシャーの中で歩いているようで、歩いても歩いてもなかなか進まず、長い道に感じる。
何か聞きながら歩けばあっという間に時間が過ぎるかと思い、スマホで音楽やラジオを聞きながら歩いてみたが、期待した程の効果はなく、やはり道が長く遠く感じた。
それでも今は健康の為だと言い聞かせ、毎日欠かさず歩いている。
すると夫に、「そんなに頑張らなくても…その生真面目さが逆効果」と言われてしまった。
そして先日、近所の人に話しかけられた。
「ころりさん、毎朝出掛けてるでしょ?どこに行ってるの?」
私は健康の為に散歩を始めたと答えた。
すると、「早朝に一人で散歩なんて危ないわよ。夕方に歩いたら?」とその主婦が言った。
私は「日焼けしたくないし、早朝は涼しいから…」と答えた。
人と会いたくないからとは言いづらい。
しかしその主婦はそこで引かず、「ある程度太陽の光を浴びないと逆に健康に悪いわよ」と言い、「それに早朝に一人で歩くなんて陰気臭いと思われるわよ」と言った。
他の近所の主婦達が、数人で一緒に夕方歩いているから、そこに加われば良いと言う。
これ以上どう返答すれば良いのか分からず、私は「夕方は色々忙しいし…」とモゴモゴと言うと、「夕方何してるの?」と返ってきた。
どこまでも放っておいてくれない。
どう答えても、こちらがYESと言うまで解放してくれない雰囲気。
私の優柔不断な態度がそうさせるのか…。
それにしても、いつどこで何をしているか常に行動を監視されているようなこのご近所さん…やはり苦手。
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