母親の感情に共感し涙する夜

あれ程ハマっていたYouTubeなのに、最近は全く見なくなった。
とりあえずテレビはほぼ一日中つけている。
見る訳ではなくただ声が聞こえているだけ。電気代が勿体ないと思うが、毎日静かな部屋にいると息が詰まりそうになるので。
映画やドラマもしばらく見ておらず、契約しているネットフレックスを解約しようかと、昨夜久々に画面を開いた。
すると、ふと日本映画の「朝が来る」が目についた。
私はこの「朝が来る」のドラマ版は過去に見た事がある。
良いドラマだったという記憶はあるが、それ以上に感じたものは無く、ストーリーもうろ覚えだった。
なのでそれ程の期待感もなく、ただ眠れぬ夜の暇潰しのつもりで私はその映画を再生した。
すると…グイグイその映画に引き込まれ、途中から泣けて泣けて、涙が止まらなくなった。
ドラマの時にはこんな感情にならなかったのに。
キャストの違いか、演出の違いか、又は自分の見るタイミングの違いか。
多分、視聴前の自分の心境の違いが大きいように思う。
ストーリーは子供が出来ない夫婦が特別養子縁組団体を通して子供を引き取る事になる話。
私自身も子なし主婦だが、子供がいない事で泣かせようとする映画は苦手。
だがこの映画の良いところは、子供を引き取った母以上に、子供を産んだ母の気持ちを描いているところ。
主演の永作博美さん、蒔田彩珠さんの演技の上手さもあり、私は完全に感情移入してしまった。
そして全く関係のない話なのに、見ていると愛犬の事が思い出されて涙が止まらなくなった。
映画の中で描かれる二人の母の愛情が、私が持っている愛犬への愛情と重なる。
人間の子供とペットを一緒にするなという声が聞こえてきそうだが、それでも私にとっては子供だから。
映画を見終わった後、愛犬に会いたくて会いたくてたまらなかった。
*夫の事でたくさんのアドバイスやコメントありがとうございます。とても親身に考えて頂き本当に感謝しています。夫は心療内科に行った事もあるので、心療内科に抵抗がある訳ではありません。ただ今はその気がないというだけで…。あまり追い詰めない程度に様子をみたいと思います。
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