園芸店で感動に包まれる

相変わらず眠れない日々が続いている。
ウトウトとしても30分、1時間ごとに目が覚めてしまい、一度目が覚めるとなかなか寝付けない。
なので朝起きた時には疲労感があり、毎晩夜ベッドに入るのが憂鬱になっている。
そのせいか首から背中にかけての痛みも全く改善せず、動作をする度にピリッと鋭い痛みが走る。
体がカチコチに固まっている感じなのだ。
昨夜もベッドに横になっている時、首、肩、背中に思いっきり力が入っている事に気付いた。
さらに手のひらまでギュッと握り締め、爪の跡がついている程。
何をこんなに力んでいるのだろう。
しかし力を抜くのが難しい。
意識的にフッと力を抜いてみると、体がベッドに密着するのを感じる。
だがいつの間にかまた力が入ってしまい、気付いた時には体がベッドから浮ているような状態だ。
買い物さえもほとんど行かず、ずっと引きこもっているから体も心も硬くなるのだ。
そう思い、昨日は花を買いに出かけた。
愛犬がいなくなってから、常に花を欠かした事がない。
愛犬が寂しくないように、明るい気持ちでいられるように、愛犬の写真の周りには花がある。
選ぶ花も愛犬をイメージしたカラフルで明るい花ばかり。
しかしいつも花屋で切り花を買っていたのだが、なかなか数が少ない。
選べる花も限られていた。
そこで今回は少し自宅からは遠くなるが、ある園芸店に行ってみた。
この園芸店に来るのは初めて。
そして店の切り花コーナーを見た瞬間、何とも言えないフワッとした感覚に包まれた。
それはもう感動。
ズラッと大量の切り花が並んでいる。
種類も量もかなり多く、お花畑の中に来たような気分。
そしてどの花も春らしく明るく笑っているように見えた。
私は心がジーンと温かく溶かされるような気持ちになった。
この感覚。
ペットショップで子犬を見た時と全く同じ。
ペットショップに行くと気持ちが癒されるのは単に犬を求めているからだと思っていたが、花を見ても同じ気持ちになるとは。
花にも心を癒す力があるのだと初めて実感した。
私は愛犬に似合うガーベラを購入した。
色とりどりの花達の隣で愛犬の写真が笑っている。
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