僕が思っていた雰囲気じゃない

とにかく社長の一言一句が引っ掛かる。
時々しか会わないのに、会うと必ずといってモヤモヤした気分を抱えて帰ってくる事になる。
昨日、社長に頼まれて買ってきた手土産を渡した。
今日は一人で百貨店の菓子売り場に行ってきた。
すると紙袋から折箱を一つ取り出し、ジッと見つめている。
「あの…何か?ダメですか?」と私が恐る恐る聞くと、「僕が思っていた雰囲気じゃない」と。
僕が思っていた雰囲気って何⁉
この社長のこういう神経質さというか、細かさ、拘りのようなものを徐々に感じるようになり、だからこそ今回も何か言われそうな気がして買い物に悩まされた。
社長はその後もブツブツと言っていたが、どうやらサイズが思っていたより1~2cm大きいらしい。
かと言ってハッキリと私にそれを言うのではなく、あくまでもブツブツ…。
「すみません、迷ったのですが」
そう私が言ってみても、「別にいいんですけどね」と言いながらも、顔はしかめ面。
もーっ!どっち⁉
ダメならダメ、次回からこうして欲しいとか、ハッキリ言って!と心の中で叫んでしまった。
私は男性といえば普段夫か舅ぐらいとしか関わらない。
今までの職場でも男性はいたが、一対一という訳では無かった為、ここまで何か感じた事は無かった。
しかしこの社長と接するようになり、あまりにも一つ一つに拘るので私まで神経過敏になっている。
昨日はティッシュの箱の置く向きまで直された。
本当に疲れる…。
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