子なし主婦が40代から手に入れる壮大な趣味

いとうまい子さんの記事を読んだ。
▶いとうまい子「アイドルだった私が遺伝子の研究者になるなんて」
何気なく読み始めたが、とても興味深い内容で引き込まれた。
元々テレビや芸能人にあまり興味がなく、先日書いたように最近はますますテレビ離れになっている私。
最近ほとんどテレビを見なくなった。元々無意味にテレビがついている状況が苦手
いとうまい子さんについてもほとんど知らず、既婚なのか未婚なのか、現在はどう過ごされているのかも全く知らなかった。
私の中のいとうまい子さんと言えば、「不良少女とよばれて」で止まっている。古過ぎ?
私より少し年上のまい子さんだが、45歳で大学進学というその行動力に驚く。
私自身、30歳頃に「大学で学びたい」という気持ちが大きかった。
以前勤めていた職場でも32歳から大学に入学した人(男性)がいた事もあり、とても刺激を受けた。
しかしその同僚は独身だったが、私は既婚。そして女性。30歳でも遅すぎるという思いが強かった。
普通で考えれば今更大学などより、早く子供を作り母となることが先決。
もしくは将来に向けて貯蓄をするべきであり、私の立場で大学進学の為に多額のお金を使うのは現実的ではない…そう自分に言い聞かせた。
結局その後は子供や貯蓄どころではなく、鬱病の毎日になってしまったのだが…。
鬱病が落ちつき不妊治療も諦め40代になってからは本気で大学進学を考える事は無くなったが、憧れ…というか必死に勉強してみたかったという後悔が残っていた。
だがそれと同時に思ったのは、大学なんてこの年齢になり周囲から浮いてしまうという不安。
別の知人で、50代で看護学校に入学した人もいるが、その方は20歳前後の人達に交じり文化祭なども参加して楽しかったと話していた。
私にはとてもそんな適応力が無い。
そんな事を想像しながら現在に至るが、いとうまい子さんの記事を読み、ただただ素晴らしいと感じた。
ウジウジと悩んでばかりの私とは真逆。
何て前向きなのだろう。
そして私は度々「子なし」である事を気にするが、いとうまい子さんも子なしである事を今回初めて知った。
子がいなくても夫婦仲良く暮らし、好きな事を学び、遣り甲斐のある仕事を持つ。
なんて充実した生き方なんだ…と羨ましいを通り越して尊敬する。
「今は壮大な趣味を手に入れたような感覚」という言葉を読んだ時、読んでいるこちらまで自然と笑顔になった。
やっぱり人間力の違いなんだとつくづく実感する。
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