全ての行事に参加しないなら災害時に助け合わない

今日はゴミ捨てに行くと、近所の主婦が井戸端会議をしていた。
朝早くから皆さん元気だ。
私はスッピン顔を見られたくなくて、会釈だけして伏し目がちに通り過ぎようとした。
するとやはり声を掛けられた。
声を掛けられるのは億劫だが、無視されるのもそれはそれで傷つくという厄介な性格の為、最近は声を掛けてもらえるのは有難いと思うようにしている。
井戸端会議の内容は、先日我が家にも署名を求められた自治会未加入者の件。
インターフォンが鳴り、玄関を出ると近所の主婦が立っていた。..
どうやら署名を集めた事で、あっけなくその久下さんも加入する事になったらしい。
やはりこの地に住む限り、そうするしかないだろう。
しかしそれで一件落着とはいかなかったようで、久下さんは「自治会には加入する、自治会費は払う、会議にも出席する、でも行事には参加できない」と言っているらしい。
分かる、その気持ち。
まさに私も全く同じようにしたい。
災害などの為の行事ならまだしも、夏祭りにBBQ、クリスマス会やボーリング大会に運動会に正月の餅つき、親睦旅行に食事会…毎月のように何かしらあるそれらの行事は親睦の為だと言うが、そういう交流をしたい人としたくない人がいて当然では?
久下さんは子供がいるが、それでもそういった行事には不参加を希望していて、さらに「防災訓練や掃除などは必要なら参加します」と言っているらしい。
分かり過ぎるぐらい分かる。共感!!!それでいいではないか。
だが井戸端会議の主婦達は、「今まで住んでいる人達が忙しい中で行事に参加しているのに、あれが嫌これが嫌って自己主張し過ぎじゃない?」と不参加は許されないようだった。
まさかまたこの件でも署名を?と怖くなったが、どうなるのか分からない。
同じ地域に住む人同士だけど、それぞれ考え方や違う面があっても認めて欲しい。
全ての行事に参加しないなら、災害時に助け合わないわよ――なんていう考え方が狭いと思う。
もちろん、自治会活動に消極的なくせに災害時だけ堂々と助けてもらおうなんてこちらも思っていないが、そこまで全ての行事に参加を強制するのはどうなの?と思えてならない。
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