コロナ禍でもバレンタイン

今年のバレンタインは何もしないつもりだった。
コロナという理由の元に、もういいかな…と。
以前は職場へのバレンタインチョコの事で、男性よりも同僚女性とのやり取りが面倒だったが、今年はそんな悩みからも解放され、チョコを渡すとしても夫と義父ぐらい。
そもそも以前から思うのは、男性は女性が思う程チョコを期待していないように思う。
少なくともうちの夫に関しては、「どうでもいい」らしい。
さらに職場の女性から受け取ってしまうと、お返しが面倒なので正直なところ「くれない方が嬉しい」とか。妻からのチョコなら気楽だろうけど、それでも「チョコ欲しい?」と試しに聞くと、「自分で食べたい時に好きなのを買う方がいい」という、何ともドライな返事が返ってきた。
義父もチョコを喜ぶような年齢でもなく、普段から義実家に行く度に好きそうな菓子を持って行くのでそれで十分だと思う事にした。
だが意外にも義母が、今年もチョコを買う為に百貨店に私と行きたいと言う。
このコロナ禍で?わざわざ百貨店に?
そこまでしなくても…と何とか義母をなだめ、今日はスーパーに一緒に買い物に行き、そこにあったバレンタインの特設コーナーで買うように義母に勧めた。
義母の手前、義父に私が買わないのは悪いかと思い、結局私も義父の分だけ小さなチョコを購入。夫には無し。
息子にチョコを渡さないと言う嫁を見て、義母は不服そうだったが、その反面自分が息子に渡せるのが嬉しそうだった。
何だかこういう姿を見ると義母が可愛く見える。
何年か前まで、嫁と張り合おうとする義母が鬱陶しくて仕方が無かったが、最近は時々それも可愛いと思える瞬間もある。お互い歳をとったからだろうか。
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