私が悪いのだから怒られるのは当たり前

先日の記事に対し、予想外に「旦那さんが悪い」というコメントを数人から頂いた。
少し前から夫はヤフオクをよく利用している。購入者ではなく出品者側。..
きっと私を慰める意味もあり、そういう内容のコメントを下さったのだと思うが、全く想像もしていなかったので驚いた。
今回の事は、100%私が悪い、怒られて当たり前、そう思っていたから。
ここ数か月、家の中に引きこもり、全く世間と関わっていない事に罪悪感が増すばかりで、やはり何か少しでも仕事をせねば…と焦っていた矢先の出来事。
こんな抜けている私が今更仕事なんて無理だわ…と落ち込んでいた。
思い返してみると私は子供の頃から、「私が悪いのではないか」と常にビクビクしていた。
それは相手が感情をむき出しにすればする程、自分が悪いからそうなってしまったのだと感じてしまう。
子供の頃、いつも一緒に遊ぶ友人Sちゃんがいた。
Sちゃんは気が強く私とは正反対で、気の弱い私は彼女を頼り、一緒にいると彼女が引っ張ってくれるので楽に感じた。
ややワガママな面もあった彼女なので、私以外の友人はおらず、いつも二人で遊んでいた。
だがある頃から、私には他の友人が出来始めた。
私が言いなりになるばかりではなく、その新しい友人達とは対等に会話が出来ていると感じた。新鮮だった。
しかしその後、Sちゃんの機嫌が悪くなり始めた。
「どうしてあの子達と遊ぶの⁉」
そう言って私を責め、そのうち私に暴力を振るうようになった。
Sちゃんの家に行くのが嫌だった。怖かった。
だけど毎日行かなくてはいけない。行かなければ次に会った時、もっと怒られるから。
そうして私は他の友人達と遊ばなくなり、結局Sちゃんと二人きりに戻った。
しかしSちゃんの感情の起伏は激しく、何かの拍子に急に怒り始め、怒鳴り、私に物を投げたり殴ったりした。
それでも私は笑っていた。
「Sちゃん、やめてよぉ」
そう言いながら笑っていた。
その時はなぜ笑ってしまうのか分からなかったが、今から思うと、怒られて傷ついている事を知られたくなかったのだと思う。
Sちゃんが怒るのは当たり前。私が悪いのだから。
本当は辛くて嫌で逃げ出したかったが、感情を出せない子供だった為、ただただ平気なフリをしていた。
そんな生活が何年か続き、ある時私は我慢出来ずに遂に涙が出てしまった。
シクシクとSちゃんの前で泣いてしまったのだ。
するとSちゃんは「馬鹿みたい」と言い、私を家から追い出した。
この先の話はまだ続きがあるのだが、とにかく私は子供の頃から変わっていない。
未だに職場の人、近所の人、夫の両親、そして夫の顔色にいちいち反応したり、相手が怒った時には一歩下がる。
それらの根源はやはり実母との関係。
物心ついた頃から、母親の機嫌ばかり気にして生きてきたから。
こうして自分を客観的に見るようになってからも、やはり性格は変われない。
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