お墓参りと跡継ぎ問題復活

今日は夫の実家の墓参りに行ってきた。
本来ならお盆の時期に僧侶が家に来てくれるのだが、今回はコロナの為に事前に連絡があり、希望者の家のみという事だったので、夫の実家は訪問を断り、墓参りの時に寺に寄る事にした。
それにしても実際のところ、お盆の時期は僧侶にとって一番の稼ぎ時のはず。それがコロナで訪問を控えるとなると…かなり困るのでは?逆にそうであっても、こうしてしっかり配慮しているこの寺に好感が持てた。
私の知人にもお寺の息子が一人いるのだが、その方はどうしているのだろう…と思う。
そして今日は墓参りに行き、お布施を渡す為に寺にも寄った。
事前に連絡していた訳では無かったので住職は留守だった。
お布施だけ渡せればいいから…と義母は言い、そのまま対応してくれた若僧侶にお布施を渡して帰ろうとすると、奥から住職の奥さんが出てきた。
その奥さんと義母が少し立ち話を始めた。
最初は挨拶程度の会話だったのだが、急に義母はまた言い始めた。
「お墓は次男に引き継いだらダメかしらね?」
えぇ⁉今それ言う?
このコロナの中、そして熱中症になりそうなこの暑さの中で、一応マスクをして真夏の空の下で立っているのだ。
それもここしばらく話題にしていなかった墓の跡継ぎ問題について、まさか今日話し始めると思わず…。
住職の奥さんは「そうですねぇ」と言葉を濁し、イエスともノーとも言わず。
多分立場上、そういう事に関して意見を言うのは控えているのだろう。
見かねた夫が、「ご迷惑だろ、もう行こう」と義母を引っ張り、それ以上話は広がらず助かった。
しかしそれにしても…
その場には義父も一緒にいたが、一言も言葉を発せず。
まるで他人事のように素知らぬ顔をしていた。
よく考えれば義父にとっては自分の先祖の事なのに、嫁にきた義母の方が先々を心配して必死になっている。
なぜ義母はそこまで必死なのか、私には理解出来ない。
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