子なし夫婦の遺産相続について書いた結果

先日、子なし夫婦の遺産相続について書いた。
今日、ふと子なし夫婦の遺産相続について気になってきた。...
その件について、コメント下さった方々ありがとうございました。
このブログを読んで頂いている中にも子なし主婦が多いようなので、参考までにその感想を書いてみたいと思います。
記事を書いた時から予想はしていたが、見事に「子あり」と「子なし」で遺産相続に対する心構えが違う。
一部子あり主婦の方からもコメント頂いたが、「そんなに気にする事?」「兄弟に印鑑を押してもらえばいいだけなのに何が心配なのか分からない」というご意見。
一方、子なし主婦の方々から多くのコメントを頂き、その全てが何らかの対策をしている、もしくはそろそろ準備しようとしている――という内容だった。
40代や50代の方でも「既に遺言書を用意しています」という方も何人かいて、それ以外の方々も知識が豊富で先々の事を考えており、私がいかに呑気過ぎるのかと思い知った。
ちなみに、今年の7月から「自筆証書遺言書保管制度」というのが出来たらしい。(教えて下さった方ありがとうございます)
参考▶法務省:自筆証書遺言書保管制度
私はこんな事も知らず、漠然と心配しているだけなんて情けない話だが。
コメントを読んでいると、やはり子なし主婦の方々の老後への不安や、対策への意識には共感するものがあり、この気持ちばかりは子あり主婦の人には分からないだろうと思った。逆に子あり主婦なりの悩みもあるだろうし、それは私には分からない。
そして面白いのは、子なし主婦の大半は、夫の兄弟などに相続放棄の印鑑を貰う事に抵抗がある事。
出来ればそんな会話すらしたくない。関わりたくない。そこは皆共通しているように思う。
だが子あり主婦は、「印鑑を押してもらうだけ。何が嫌?」と言う。
子供の有無で、配偶者との兄弟間の関わり方も違うのだろうか?
それとも子なし主婦は閉鎖的になりがちだから?
たまたまコメントを頂いた中での比較なので、それぞれの性格によりまた別の考えがあるのかもしれないが、とにかく子なし主婦さん達は相続に関して真剣に準備をしている様子。
私のような財産がほとんど無いような者は、そんな心配をする必要が無いのかもしれないと思いつつ、そう言いきれない例も聞く。
持家の場合、家の一部を相続する権利があると主張する兄弟がいたり、その分を現金で支払って欲しいと言われ、払えなければ家を売る事になってしまったり。
そうなると一人お金も住む場所もなく路頭に迷う。
思うに、子なし主婦に危機感がある一番の理由は、一人残されるからではないだろうか。
その時に相談出来る子供がいないからこそ、この世でたった一人残される不安が強いからこそ、他人事ではなく今から準備しておかなくては…となるのだと思う。
お金の問題ではあるが、それ以上に一人で配偶者の親族と揉めたり関わる事自体が辛いのだ。
夫にもこの話をすると、本気で「一応準備しておきたい」と言っていた。夫も私の親族と直接関わりたくないらしい。男女関係なく一人残る不安は同じなのだと思う。
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