残された時間

ずっと以前から読ませて頂いているペットブログがある。
毎日更新されている訳ではないし、こちらもふと思い出した時に覗く程度。
だが子なし夫婦が飼っている事、愛犬の年齢が近い事などで親近感があり、お気に入りのブログだった。
ここしばらくはそのサイトを見ていなかったのだが、昨日の夜久しぶりに訪問してみた。
すると最新記事を見てショック。
愛犬の遺影が載っていた。
嘘でしょ?いつの間に…。
少し遡って記事を読むと、この2ヶ月程で急激に悪くなり、あっという間に天国に逝ってしまったらしい。
私は想像以上に自分がショックを受けている事に驚いた。
会った事もない犬と飼い主のブログ。
だが何年も読み続け、どこかで感情移入していたのだろう。自然と涙が浮かんだ。
そして何より、他人事ではないという思いに駆られた。
うちの犬もいつそうなるか分からない。
私は気になり、過去に読んでいた他のペットブログを検索した。
あの子はどうなった?まだ元気でいるよね?
そんな思いで複数のサイトを訪れてみたのだが、どのブログの犬も既に亡くなっていて更に落ち込んだ。
そして多くの飼い主は次の犬を迎えており、新しい子との生活を楽しんでいる様子。
私の心はついて行けず、ただただ今の愛犬がいなくなったら私はどうなるのだろう…と胸が苦しくなった。
まだ生きているのに早くもペットロス気分。
これではいけない。
今いるからこそ、愛情をたくさん注ぎたい。
こうして記事を書いている今も、膝の上に愛犬の体温を感じている。
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