同居するのは双方にとってメリットでしかない

今回の大雨災害のニュースで、また義母の同居熱が再熱している。
朝から体調が悪いと連絡があり、「病院に行きますか?」と聞くと、とりあえず不安だから来て欲しいと言われた。
どこがどう悪いのか電話ではよく分からず、様子を見に行くといつものように不安からくる動悸、眩暈の様子。もしくはただ甘えているだけか。
義母はこういった災害がある度、「老人の二人暮らしは不安」と私に泣きつく。
ここしばらくはその言葉を聞く事も減り、以前よりマシになったような気がしていたが、今回の熊本の映像を見て、義母はかなり不安になったらしい。
「もしあんな事になったら老人だけで逃げられないわ」
そう言うが、あんな状況になれば私達だって逃げられない。
「やっぱり家族で一緒に暮らしましょうよ、ね、お願い」
今回はやたら押しが強く、「私もころりさんが家に一人でいると思うと心配だから」と、その理由を私への思いだと主張し始めた。
夫は朝早くから夜遅くまでほとんど家にいないので、義母は日中に私一人なのが可哀想だと言うのだ。
だがそれは自分の欲を正当化しているというか、偽善に感じられて仕方がない。
本当に私の事を思ってくれるのなら、同居なんて嫌だと分かるはず。
だが義母の様子を見ていると、自分達が同居する事が嫁の迷惑になるなんて全く頭に無いようで、同居する事は双方にとってメリットでしかないという主張。
もちろん私は、「一人で大丈夫」と言い、「むしろ一人が好きで気楽なんです」とまで言った。
だが義母はさらに具体的に、「どちらの家も売って、同居出来る中古の家を買いましょう」と言い始めた。
以前から私達の家に一緒に住みたいと言っていたのだが、「うちは狭すぎて無理ですよ」と何度も私が言うので、今度は家を一緒に買おうと言うのだ。
ハッキリと「迷惑です。一緒に住む気はありません」と言う嫁もいるのかもしれないが、私にはそこまで言えず。何よりそんな事を言うのは夫が許さない。
とはいえ、本音は絶対に同居は無理だ。
なので苦笑しておきつつ、いつまで経っても行動に移さない嫁、というのが一番無難かと思ったり。
それにしても、同居する事が私の為でもあるなんて言われるのは納得出来ないけれど。
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