彼女らしき存在

先日の父の日。
持ち帰りの寿司を購入し、義実家に行った。
義母と違い、義父は父の日に物を渡そうが、逆に忘れていようが、特に興味が無いようなのでこちらも気が楽だ。
適当に一緒に食事をして帰ってくるつもりだったのだが、途中で意外な人が義実家に来た。
なんと、義兄。
連絡も無く突然来たらしい。
義兄と会ったのはかなり久しぶりだった。
離婚してから全く実家に寄り付かなくなったと義母は言っていたが、実はこうして時々顔を見せていたのだろうか?
義兄が来た事にも驚いたが、それ以上に衝撃だったのが、義兄が「彼女」を連れてきていた事。
「彼女です」と紹介された訳ではないし、それどころか名前さえ紹介されず、その女性はただ義兄の近くに座っていただけ。それも年齢は20代ぐらいに見える。あまりにも義兄とは年齢が離れている違和感。
だが様子を見ているとどう見てもそういう関係に見えた。
義母はあからさまにその女性を無視し、目も合わそうとしない。
義兄も自分が両親と会話をするだけで、全くその女性の事に触れない。
何とも居心地の悪い空間。
私も夫も困ってしまい、かと言って「お名前は?」と直接その女性に聞けるような雰囲気でもなく、ただ義兄と義父母が会話している様子を聞いていただけ。
その会話も、仕事の事や健康の事、当たり障りのない内容で、10分もいただろうか…。
義兄は「それじゃ、また来ます」と言って、そのまま家を出ていった。
最後まで一緒にいた女性の声は聞けず。
義兄が去った後、夫が義母に聞いた。
「今の人、誰?」
すると義母は、「知らないわよ!初めて見たわ。何で連れてくるの⁉」と怒っていた。
私も義母と同感。
どうして会話に入れる事もないのに、一緒に連れてきたのだろう。
もし女性と一緒に外出するついでに実家に立ち寄ったのだとしても、それなら女性を車で待たせておけば良いと思う。
ますます義父母と義兄の溝を感じた日だった。
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