記者会見を見て感じたしんどさ

未だに睡眠が落ち着かない。
今日は何とか眠れたと思う日もあれば、また動悸で目覚めて眠れなくなる日もある。
昨夜も日付が変わってもなかなか眠くならず、リビングでテレビをつけたりパソコンを見たりしていた。
するとネットやテレビで今話題の「手越くん」のニュースが目についた。
そのまま動画をクリックし、私は手越君の記者会見を見始めた。
最初は少し雰囲気を見るだけのつもりだった。
なのに…意外な事に私は2時間ほとんどフルで見てしまった。我ながら何て暇なんだろう。
リアルタイムでは無かったが、深夜という事もあるのか、静かな部屋で一人ジーッとその会見の様子を見ていると、なぜかやめるタイミングを逃してしまい、気付けば2時間も経っていた。
ちなみに私はイッテQの手越君が好きだった。
タレントとして魅力的だと思う。
今回の会見には賛否あるようだが、正直私は内容にはそこまで興味が無い。
ただ会見を見て思ったのが、その話す力というか、自分に自信がある人のパワーというか。悪く言えば独りよがりとも…。
多分それがあまりに強かったので、圧倒されてズルズル見続けてしまったのだと思う。
私は見ていて、途中から息苦しさを感じた。
そして以前一緒に働いていた男性を思い出した。
まさに昨日の記者会見の手越君と話し方がそっくりな人だった。
その男性は理想が高く、仕事上でも「もっとこうしたい」「こうあるべきだ」という主張が強く、私は何度となく「ね?そうでしょう?僕はそう思いますよ。そうあるべきなんですよ」とその熱に圧倒された。
彼がそう思うのは自由であり、自己満足で終わってくれるのなら良かったのだが、その理想を私や他の人にも求めるのが重かった。怒られる訳ではないが、何か私達が行動をする度に、「それは違う。もっとこうした方がいい」と評価される為、そのうち皆が彼の顔色を伺うようになってしまった。
今から思うとそこまで彼に気を使う必要は無かったと思うが、その現場にいた時には彼のその自信に溢れた雰囲気にのまれてしまった。絶対に自分が正しいと信じて疑わない。さらに周囲にどう思われるかを気にしていない。
口を挟む隙もない早口で、その自信に満ちた口調にこちらが負けてしまった。
…という事を手越君の会見を見て思い出したのだが、決して手越君が同じだと言っている訳ではない。実際どんな人なのか分からないから。
ただ私自身、こういう話し方をされる人に弱いな…と改めて実感したのだ。
あの会見を見終えた後でも、私はタレント手越君が何となく好きだ。
人としてどうあるべきだとか言い出すと思う所はあるが、単純にああいう人は画面で見ていて面白い。
だがリアルに関わるのは絶対にしんどい人だろうなぁと思った。
自分に自信がある人や夢を多く語る人の傍にいるのって、案外しんどい。
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