いきなり在宅勤務での採用は難しい

求人の確認の為にハローワークに行った時、あまりの人の少なさに驚いた。
しばらくハローワークに行っていなかったので久々だったが、それにしてもほとんど人がいない。
検索機の前にも2人程座っていたが、以前来た時には順番待ちだったのが嘘のようだ。
やはりこれはコロナの影響か。
徐々に外出自粛が解除しつつあるが、それでも急に元通りという訳にはいかない。
ハローワークの受付でも、担当者と相談者の間は透明のシートで仕切られていた。
私が問い合わせた求人が既に取り下げられていたと聞き、諦めて帰ろうとすると、受付の担当者が「在宅勤務でお探しですか?」と聞いてくれた。
該当するものがないか検索してくれるらしい。
そして検索しながらその女性担当者が言った。
「やっぱり今はコロナが心配ですよね。在宅勤務を希望される方も多いですよ」
「あ、はい」
一応返事をしたものの、私の場合はコロナの為に在宅勤務を希望している訳ではない。元々家でいたい人なのだ。
女性担当者は、それらしき求人を印刷してくれた。
しかしそれは既に私もネットで見た事のある求人だった。
最初から在宅勤務の募集ではなく、仕事に慣れてきたら在宅勤務の相談に応じます…というもの。
女性担当者も言っていたが、最初からいきなり在宅勤務というのはなかなか無いと。
少なくとも何ヶ月かは通勤し、慣れてきたら相談に応じるというものが多いと思うと言っていた。
それはそうかもしれない。
会社の事を全く知らない状態で、いきなり在宅勤務なんて任せられないだろう。
となると、データ入力などの単純作業なら、最初から在宅OKがあり得る。
だが以前その仕事をやった事があるが、物凄く単価が安い割にハードで体調を崩してしまった。
「短時間でも外で働く方が効率がいいかもしれませんね」
と、女性担当者に言われ、私は先が閉ざされたような気分で家に帰った。
やはり前の仕事を辞めるべきでは無かったのだろうか…早くも後悔しそうになったが、それでも自分が決めた事だ。
何とか出来そうな仕事がある事を願っている。
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