子供も仕事も諦めた生き方

もう外でバリバリ働く事はないだろうと諦めつつも、数年後に後悔しないかと不安な自分もいる。
人生の終わりに
どうしてもっと頑張らなかったのか?
どうして無駄な時間を過ごしてしまったのか?
そんな後悔をするのではないか。
だがふと気付いた。
この感覚、子供を諦めた時と似ている。
子供を諦めるのは、「今月で終わり!」というように線を引いて諦めた訳ではない。
行きつ戻りつ、何度も夫と話し合ったり、一人で思い悩んだり、ネットで検索したり…。
あの頃も思った。
今は諦めて良いと思っていても、数年後に後悔するのではないか?老後にとても辛い気持ちになるのではないか?と。
その時は子供がいない事より、いつか後悔するかもしれない不安の方が大きかった。
後悔しても時間は戻せないから。
だがそうして子供を諦め、子供の事を考えなくなってから何年か経ち、今は全く後悔していない。この現状を受け入れている。
女性同士の人間関係において、子なし主婦の生き辛さというのは今も強くあり、これは一生続くのだろうと感じているが、自分が母親になれなかった悲しみという感情はそれ程無い。
数年前までは確かに母親になれなかった寂しさがあったが、それも時間と共に薄れた。
ただ今は子供がいない事による、老後の孤独や、現実問題を不安に思う。だからといって不妊治療を頑張らなかった事への後悔には繋がらない。
過ぎてしまえば、思っていたより後悔が無いのだ。
だからもしかして、仕事も同じかも。
今は、やりたい仕事を諦める事は後悔しそうで不安もあるが、10年先にはそんな事頭にも無いかもしれない。
そんな事より、この先10年、どれだけ笑って過ごせるか。
そちらの方が大切な気がする。
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