余った時間があれば働きたい

昨日美容室に行った時、今まで見かけた事がない女性美容師がいた。
まだ20代半ばぐらいの若くて綺麗な女性。
その若い美容師は助手的な作業をしているように見え、私にもお茶を入れてくれたりシャンプーをしてくれたりしていた。
途中で世間話をされた為、私もこちらから聞いてみた。
「最近この店に入られたのですか?」
すると「土日だけここで働かせてもらっています」と言う。
そして私がそれ以上聞かなくてもその若い美容師は、「平日は他の仕事をしているので」と自分の事を話し始めた。
彼女の平日の仕事とはエステシャンらしい。
だが元々美容師の資格も持っている為、それを活かして土日に副業していると言う。
「凄いですね」
私がそう言うと、「まだまだ働き足りません!昼の仕事が終わってから出来るバイトも探そうと思ってるぐらいなので」と言っていた。
さらに彼女が言った。
「家にいるって苦手なんですよね。暇で仕方がないです。1時間でも余った時間があったら働きたい」
本当に凄い。これが若者のパワー?
いや、しかし若者にもニートが多くいると言うのだから性格の違いか。
彼女の話を聞いていると、お金の為に必死に働いている訳でもなさそうで、ただ時間を有効に使いたいという感じだった。
そしてその若い美容師に聞かれた。
「お仕事はされているのですか?」
……答え辛い。
このパワフルに働く女性から見たら、週に2日程度働くなんて働くうちに入らないだろう。
私は無難に「専業主婦です」と答えた。その方が簡単で楽。
すると彼女が言った。
「羨ましい~!」
絶対本心では無いと思う。
よく読まれている記事