自宅でランチ会
どうして女性同士が集まると、お互いの家に招待したがるのだろうか。
過去に働いていた職場でもそんな会話が多かった。
「次はどこの家でランチ会する?」
「ころりさん家、まだじゃない?ねぇ、いいでしょ?行ってみたいわ」
私は出来る限り他人を家に入れたくない。
その理由の一つは、家はプライベートな空間でありたいから。
元々人間関係が苦手な私。
職場の相手となれば尚更、一定の距離をとり、関わるのは社内だけに止めたい。
もし仲が良い特定の人が出来たとしても、その場合はその人だけを個人的に家に呼ぶかもしれないが、それもかなり心を許さないと私には無理だと思う。
人をたくさん呼べる家にしたいと言う人もいるが、私はそうはなれない。他人が出入りするようになると、その空間が一人の時でもリラックス出来なくなりそうで。
そしてもう一つの理由は、うちの家が狭いから。
今までランチ会と称して集まった知人友人宅は、どれもインテリア雑誌に出てくるようなお洒落な家ばかり。
うちのような小さな建売住宅はなく、皆有名なハウスメーカーで建てたこだわりの注文住宅だった。
それも招待されると、ほとんどの人が家の内覧会を始める。
集まった女性達は家主と共にゾロゾロと家の中を歩き回り、各部屋の内覧とこだわりポイントなどのエピソードを聞く。
全てのお宅訪問がこうとは限らないだろう。
家など見ずに、純粋に仲の良い仲間とランチだけを楽しむだけの人もいるだろうし、本来それが普通だ。
だがなぜか今まで私の職場には前者の方が多かった。
もし自分の家が豪邸なら人を呼びたくなるのか?そうも考えてみたが、結局私はそんな風に家を見せる為に招待するというのが苦手だ。
「うち、狭いから無理ですよ」と毎回答えるが、「そんなの気にしないわ」と大抵言われる。
こっちが気にするんだけど。
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