いてもいなくても、さほど影響は無い存在

悩んだ結果、結局職場に電話をした。
前回仕事に行った時、職場の人とシフトの打ち合わせをした。
鬱陶しいと思われるだろうか…そう思い気が重かったが、次にいつ出勤すれば良いのか確認するしかない。
電話をして担当者に代わってもらうと、電話の向こうで担当者が言った。
「あぁ、いつも通りでいいですよ」
その声は全く悪びれる風もなく、私に連絡しなかった事など忘れている様子。
私は言った。
「昨日連絡が無かったので、次の出勤日がはっきり分からなくて…」
言いながら思った。嫌味っぽい?
しかし彼女が連絡しますと言っていたのは事実だし、他の言い方が思いつかなかった。
すると彼女は、「特に問題はないです。いつも通りでお願いします」と、やはり全く気にしていない。
「分かりました」と言い、そのまま電話を切った。
こんなものだ。
所詮時々出勤するだけのパート。彼らにとってはどうでも良い存在なのだ。
夕食時、この事を夫に話すと、
「そりゃそうだろ。ころりは家でその事ばかり考えて待っていたかもしれないけど、相手は次々とやるべき仕事があって、そんな小さな事なんて忘れてしまう事だってあるよ。その人にとってはころりの事なんて、忙しくてどうでもいいんじゃないの?」
と言われた。
確かにそうだな…と納得したが、まぁ夫にもハッキリ言われたものだ。
自分が思う程、職場での自分の価値はない。
いてもいなくても、さほど影響は無いのだ。
このところ、出勤すれば指示したり方針を決めたり、なぜか重い仕事ばかり任されてしまったが、それも私が重く感じているだけで、適当だろうが失敗しようが、それも大した事ではないのかもしれない。
何だかバカバカしくなった。
そして虚しくなった。
慌てて準備していたバレンタインチョコ。
来週では遅すぎるだろう。こんな事なら買わなければ良かった。
自分で少しずつ食べようと思う。
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