祝日のバレンタインチョコ売り場で狼狽える

今日は義母の通院日だった。
通院と言っても病院ではなく整体院。
昨年秋頃から義母の脚の調子が悪いようで、整形外科に通っているもののあまり改善しない。
義母の知人の勧めで通い始めたが、あれからも定期的に通っている。
私の印象としては、「本当に治るの?」と疑わしい気もするのだが、義母は信じ切っている様子なのでしばらく続ける事になりそう。
そんな整体院の帰り道、義母が百貨店に寄りたいと言い始めた。バレンタイン用のチョコを買うと言う。
昨年も義母と一緒にチョコを買いに行ったのだが、それが楽しかったようで、今年も買いに行きたいらしい。
朝、義母から電話があった。「今日は来られるかしらね?」そう聞かれ、
そこで私は義母を車に乗せたまま、百貨店に向かった。
すると百貨店が近付くにつれ道が渋滞している。
どうしてこんなに?
そこでようやく気付いた。今日は祝日だという事に。
普段ほとんど家にいる私は、祝日に疎い。さらに今日は夫も会社に出勤した為、余計に祝日だという事を忘れていた。
あぁ、しまった。
と思ったが時すでに遅し。
車は渋滞に巻き込まれ、抜けられない状態だ。
結局そのまま駐車場に停めるまでかなりの時間を要し、ようやく百貨店の中に入った。
するとここでまた想像以上の人・人・人!
普通の売り場はそうでも無いのだが、バレンタインチョコの特設会場が凄い事になっていた。
人が多すぎて前に進めない程。
私が好きなチョコブランドの前には大勢の人が並んでいて、商品を見たくても人をかき分けないといけない。
実は私もまだ職場で渡す為のチョコを買っていない。
折角百貨店のチョコ売り場に来たのだから、私もついでに買おうと思っていたが、この様子を見てその気が失せた。
どうせ義理チョコだ。適当に近所のスーパーで買えばいい。
私は隣の義母に言った。
「どうします?並びます?買います?」
するとさすがの義母も圧倒された様子で、「疲れますね。やめておきましょうか」と言った。
こんな場所でウロウロしていては義母の脚が悪化するだけだ。
結局何も見ず、何も買わず、そのまま百貨店を出た。
この時期、休日の百貨店は避けようと改めて思う。
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