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介護付きプレゼント

ころり

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そんな物欲があるのか無いのか分からない私に、義母が着物をあげると言い始めた。

物欲が無いと言いつつ

誕生日もクリスマスも、プレゼントを貰ったのはいつだったのか…思い出せない程昔。



その着物は義母のお気に入り。
というか持っている中で唯一高価な着物らしく、以前から何度も「この着物は高いのよ」という話を聞かされた。

しかし実はこの着物、一度は元義姉の手に渡っていた。

義母なりの決め事があり、「この着物は私の世話をしてくれる人にあげる」と結婚当初から言っていたのだ。

そんなプレッシャーのかかる着物、一体誰が欲しいというのだ。
それでも義母は義姉にこの着物を渡したらしく、それを聞いた時に私は内心ホッとした。そんな着物を受け取ってしまったらどれだけ恩に着せられるか。

だが今こうしてその着物が私に回ってきてしまった。

義姉が家を出て行く時、当然のようにこの着物は置き去りだったのだ。
義母にとっては大切な着物なので、これだけはすぐに義兄に持ってこさせたらしい。







そして義母が言った。

「こんな事なら最初からころりさんにあげれば良かったわね」

私には、「こんな事なら最初からころりさんに介護をしてもらえば良かった」と聞こえる。

そもそも私は着物に興味はない。
それがどれ程高価なものであったとしても、やはり要らない。

着る機会もなければ着ていく場所も無い。
もっと正直に言えば、その着物のデザインも好みでは無かった。

義姉がこの着物を着ている姿も一度も見た事が無かった。

しかし義母が、凄い宝物をあげるのよ?という顔をして私の前に着物を差し出すものだから…困った。

「私が頂いても着る機会が無いですし」

遠回しに断ってみたが義母は

「ころりさんにはお世話になるんだから、受け取って欲しいの」と言った。

ここで「お世話をするつもりは無いので要りません」と言うべきだっただろうか。

結局今その着物は私の手元にあり、私はますます自分の首を絞めてしまったような気がしている。






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Posted byころり