本当はしなくてもいい事

ようやく正月が終わり、日常が戻ってホッとしている。
正月に凄く大変な出来事があった訳でも無いが、年末年始にかけての雰囲気が落ち着かない。
以前、心屋さんの「お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?」という本を読んだが、このタイトルこそ私の心を表している。
お母さん、年末、実家に帰らなければダメですか?−−もっとラクに! もっと自由に! ワクワク輝いて生きるために大事なこと
結局私は今年も自分の実家、夫の実家、どちらにも顔を出した。
今更「行かない」という選択が出来ない。
行かなければどれ程楽だろうと思う一方で、行かない罪悪感の方が強いだろうと想像出来るから。
だが心のどこかで、これからはもっと自分の思うままに生きたいと思う自分もいる。
「~しなくてはならない」から解放されたい。
年末年始にしても、大掃除しなくてはならない、おせち料理を作らなくてはならない、年越しそば・雑煮を作らなくてはならない、実家に帰らなくてはならない、お年玉を準備しなくてはならない、年賀状の返事を書かなくてはならない…
しなくてはならない事だらけ。
だけどこの中で自分が本当にやりたい事など一つも無い。
本当の私は、年末年始でもグラノーラだけを食べ、掃除もせず、年賀状の返事も書かず、ソファに寝転がり徹夜でドラマや映画を観ていたい。そして実家にも帰らない。
それが出来ればどれ程気楽だろう。
まるで若い学生のような自由気ままさだが、そんな自堕落な生活を本当の私は望んでいる。
私だけでなく、案外他の主婦達も同じように思ってるのかも。
それでも皆我慢して努力して、「やるべき事」をこなしているのかもしれない。
正月が終わり、今日は久々に動画配信サービスに登録した。
しばらくは心置きなく深夜の映画鑑賞を楽しみたいと思う。
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