嫁姑のプチバトル

今日は掃除日和だったのか、朝から近所の人達が大掃除をしている様子が見えた。
先日から義母に「そろそろ大掃除をお願い出来る?」と言われていたが、億劫で先延ばしにしていた私。しかし近所の人達の様子を見て諦めた。今日やるしかないか。
事前に義実家に連絡を入れ、「今日は掃除に行きますね」と伝えた。
いっきに片付けたい為、ある程度の準備や片付けをしておいて欲しい。
大掃除で私が一番時間がかかって面倒だと思うのが、窓関係。
義母は窓を拭くだけでは気が済まないタイプで、窓ごと外して洗って欲しいと言う。
そして網戸はもちろん、さらに雨戸まで外して洗えと言うのだから大がかりだ。
さすがに一人で全ての作業をするのは負担過ぎると思い、今回は義父に手伝って欲しいと頼んだ。
亭主関白で気難しい義父。
嫌な顔をされるかと思ったら、案外そうでも無く、「おぅ」と言って立ち上がり黙々と窓を外してくれた。
その一方、気に入らない様子の義母。
「お父さん、無理をしたらまた腰に悪いわよ」
「ころりさん、今日で終わらせなくても明日続きをやってくれればいいから」
私一人で何日もかけてやれと言うのか?
毎日来るのが嫌だから、いっきに一日で済ませてしまいたいのに。
そんなモヤッとした気持ちになりながら、ブツブツ言う義母の言葉を聞き流した。
「お義父さん助かります!」とあえて大きな声で何度も言った私。義母への嫌味だったと自覚している。
そんな義母とのプチバトルがありつつ、ざっと今年の義実家の掃除は終わらせた。
帰り際、義母は頂き物の菓子を私に持たせてくれ、「いつも助かります。良い嫁がいて嬉しいわ」と私に言った。
何だか昼間のあのモヤッとしたものが薄れた。
納得出来ない事は多いけど…。
こうしてこれからも毎年嫁の役目を果たすのかなと思う。
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