断薬
断薬してから1年以上経つ。
治ったのかは分からないが、とりあえず今は薬に頼らず生活出来ている。
それでも鬱の世界は常に隣り合わせ。ふとしたきっかけで簡単に元に戻ってしまいそうな気がしている。
このブログを再開する前に、自分の過去の記事を読み返してみた。
ブログには書ききれていないその時の感情が、鮮明に蘇ってくる。
まるで昨日の事のようで、自分のブログなのにその内容に共感し涙が出てくるのだから笑ってしまう。
それに、ネット上で話し相手が欲しい訳ではないと言いながらも、本当は誰かに聞いて欲しくて必死なのが手に取るように分かり、こんな書き方しなければよかった……と後悔も少し。
夜中のラブレターを翌日読むようなもので、過去記事は読んではいけないものなのかもしれない。
今でも薬に頼りたくなる事がある。
人間関係で疲れた時、体調が悪くなった時、色々と気分が沈む事はあるが、薬に頼りたくなるのはそういった時よりも、なぜか何も出来事がないのに気分が落ちている時だ。
何が理由かは分からないが、とにかく現実逃避したくなり、何もかも忘れてしまいたくなる。
薬を服用した時のあのボンヤリした感じ、少しはまた楽になれるかも、そんな誘惑にかられる。
抗鬱剤を服用する事への抵抗感が薄れ、何度も繰り返し服用するうちに、無くてはならないものになりそうで怖い。
このまま頼らずに生きていけるだろうか。
自信はない。
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