自分の無力を思い知る

今日はあまりの寒さで早くに目が覚めた。
昨夜の愛犬の寝場所はソファ。
という事で私も一緒にソファで、古い毛布1枚で小さく丸まって寝たのだが、さすがに寒過ぎたし、腰も痛い。
...
暖房を入れてしばらく経つと部屋が暖まってきたが、こんな寒い日に限ってパートの出勤日だった。
外に出るとピリッと皮膚が痛くなる程の寒さで、足先の感覚が無い程冷えていた。
何だか心臓が震えているような感覚になったが、寒いからなのか、緊張からなのか分からない。
今日も出勤すると、まずは会議に出席。
それが終わった後も、個別に問題点や今後の方針などを各部署と話し合い、どうまとめていくか考える事が次々と増えていった。
こうなってくると、週に2日出勤というのが逆に辛い。
私のいない他の日に、知らない事が進行していたり、どう考えても仕事の情報量や知識も他の人達に追いつけない。
「え?前回はその予定では無かったですよね?」
「あれから変更になりました」
「え?その処理はしなくて良いのですか?」
「それはもう終わりました」
そんな会話をする度、やはり少し顔を出すだけの私がこんな仕事を任される事自体、無理だろうという思いが強くなる。
と共に、やるからには自分の納得いく結果にしたいという私の仕事への欲も捨て切れておらず、それが時々出勤するだけでは結局中途半端だったり、完璧に出来ない事がストレスになる。
まだ私の中の仕事への情熱が消えきっていない。
だがそれとは逆に、私の精神力が全く追い付いていない。
こうして時々出勤すると、家のソファで毛布に包まっている時間とは一変する。
他人の仕事をチェックし、指示したり意見したりしなくてはならない。
それがクールに出来る人間なら良いのだが、相手の顔色を見ながら震えつつ意見する。
相手はそんな私を見て、余計にイライラするのか強い口調で反論される事もある。
人と意見をぶつけ合ったり、敵意をむき出しにされると一瞬にして仕事なんてどうでも良い気分になる。家に引きこもりたい。
落ち込んだ気分のまま帰宅すると、義母から電話があった。今日は朝から何度も電話をしてきたと言う。
「また仕事に行っていたの?」
以前から働く事に反対している義母は不機嫌な声を出した。
辞めてしまえば全てが楽になるだろうか…。
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