自分自身を諦める

コミュニケーション能力がない。
それをつくづく実感している。
久々に落ち込み過ぎて、この土日は食事もほとんどせずに毛布に包まっていた。
かといって全く眠る事も出来ず、眠いとも思わない。
昨日、義母から電話があったが、居留守を使ってしまった。
そのまま放置してしまうとまた大騒ぎしてタクシーでうちに来てしまうかも…と少し考えたが、それさえもどうでも良く、好きにすればいい…と投げやりな気持ちになった。
もう外に出たくない。
誰とも関わりたくない。
元々人付き合いが苦手なまま生きてきたが、それでも何とか人並みに近付こう、社会に参加しようと、失敗を繰り返しながらも「次こそ」「いつか」という思いがあった。
気が小さく弱い自分をさらけ出す事が出来ず、無理をしてきた結果、鬱病になった。
それでも私は、「いつか普通の人に戻らなきゃ」と思い続けた。
10年ぐらい休んでも、いつか復帰すればいい、40代からでもまだ間に合う…そんな気持ちがどこかに残っていた。
40代になり、鬱病が少しずつ改善し、それと共に時々パートや短期の派遣で外に出てみるようになった。
だが外に出て改めて自分の弱さを実感するばかり。
それは20代の頃よりも酷く、同年代の40代50代の人達は年相応に強くなっているのに対し、私は若い頃のまま…いやそれ以下の弱さになっていて、外の世界では怯えてばかり。
外で働くのは仕事のデキなんて二の次。
とにかく気の強さとコミュニケーション能力さえあれば何とかなる。
その二つのどちらも欠けている私には、外で働ける力が無いと思い知った。
このまま専業主婦になろうか。
誰とも関わらない人生を受け入れようか。
ただ寝て食べてソファで犬と寝転ぶ。
そんな毎日に罪悪感でいっぱいだが、そんな情けない自分を認める方が楽かもしれない。
そう思えた。
自分自身を諦める。そんな心境。
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